こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生低学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。(視診をしながら)元気ですか。今日はX月X日X曜日です。今日の天気は?そうですね。晴れです」
1~20までの数字カードを示して、一緒に読む。
あいさつの絵カードを示して、「言ってください」「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「ごめんなさい」
トピック等 病気やけが
目標 体の不調やけがについて先生に伝える表現を学ぶ。学校を休む時は連絡することがわかる。
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 泣いている子どものペープサート(紙で作った人形)を登場させる(ペープサートの作り方ビデオ参照。あるいはジェスチャー、ぬいぐるみ、絵カード、紙芝居などで代用する)。

心配そうな教師のペープサートを動かしながら、「エリスくん、どうしたの」と言う。子ども「いたいです」、教師「どこが痛いの?」、子ども「ここがいたいです」(ペープサートを裏返し、おなかを押さえた形にする)

教師「お腹がいたいですか」、子ども「はい」、教師「(イラストを示しながら)朝ごはんを食べましたか」、子ども「はい、食べました」、「(イラストを示しながら)トイレへ行きましたか」「はい、行きました」「じゃ、保健室に行きましょう」と言い、子どものペープサートを連れて退場する

保健室のイラストを示し、「保健室」と発音して聞かせ、Sにもリピートさせる。「エリスくんは、保健室へ行きます。大丈夫です」と言い、元気な子どものペープサートを示す。
ペープサート劇を見る












Tの後について「ほけんしつ」と言う。
<活動> 子どものペープサートを動かしながら「おなかが痛いです」と言い、Sにも言わせる。教師のペープサートをS1の前で動かし、「どうしましたか」と聞く。S1に子どものペープサートを持たせ、「おなかが痛いです」と言わせる。S2、S3にも同様にする。

「朝ごはんを食べましたか」「はい、食べました」、「トイレへ行きましたか」「はい、行きました」も同様に練習する。

元気がない女の子のペープサートを登場させ、教師との対話の中で、「いいえ、食べませんでした」「いいえ、行きませんでした」の言い方を導入し、練習させる。「この子は朝ごはんを食べませんでした。元気じゃありません」「この子はトイレへ行きませんでした。元気じゃありません」と言い、生活習慣の確立を図る。

病気やけがの絵カードを見せ、「お腹が痛いです」「のどが痛いです」「気持ちが悪いです」「けがをしました」などの言い方を練習する。すごろくゲーム(★JYL教材)を通して、体の不調を伝える表現に慣れさせる。

「学校を休むとき電話します」といい、Sに病気やけがの絵カードを渡す。おもちゃの電話機を使い、順番にTと会話をする。何と言えばいいのかとまどっているSには、「おなかが痛いので休みます」という言い方を教え、リピートさせる。カードを交換し繰り返し練習させる。
Tの後について「おなかが痛いです」と言う

子どものペープサートを持ち、教師のペープサートと会話する。「おなかが痛いです」

「はい、食べました」「はい、行きました」


「いいえ、食べませんでした」
「いいえ、行きませんでした」




絵を見ながら、「お腹が痛いです」「気持ちが悪いです」「けがをしました」などと言う
すごろくゲームをする。サイコロを振って止まったところに絵があったら、「お腹が痛いです」などと言葉で表現する。

おもちゃの電話機でTと会話をする。
「もしもし、1年2組の○○です。○○先生をお願いします」「きょう、おなかが痛いので休みます」
語彙 名詞 熱 保健室 お腹 頭 のど 朝ごはん けが 血 気持ち
動詞 休みます 食べます 行きます
形容詞 痛い (気持ちが)悪い 元気な
その他 どうしましたか
文例 表現① Nが Aです
  おなかが痛いです
  頭が痛いです
表現② Vませんでした
  「朝ごはんをたべましたか」「いいえ、食べませんでした」
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.24-p.25
絵カード・教具 ペープサート ★絵カード『病気~症状』  ★絵カード『病気~どうしたの』 ★すごろくゲーム 『体の不調 すごろく 文字教具』  ★絵カード『けが』   ★絵カード『学校を休む』
備考 体の部位の言い方は文字・語彙の30時間指導計画No2で学習。
ページ上部へ