毎回取り入れる内容 |
「おはようございます。(視診をしながら)元気ですか。今日はX月X日X曜日です。今日の天気は?そうですね。晴れです」 100までの数字カードをランダムに示して、一緒に読んだり、Sだけで読ませたりする。 カレンダーの「曜日」の欄を示して、「言ってください」「月曜日」「火曜日」「水曜日」「木曜日」「金曜日」「土曜日」「日曜日」 |
トピック等 |
忘れ物 |
目標 |
忘れ物をしたことを教師に伝えることができる |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<導入> |
困っている子どものイラストを黒板に貼り、Sの反応を見る。
「この子は困っています」と言い、「こまっています」と板書。母語で「困っている」の意味を伝える。時間割表を見せながら、「次は算数の時間です。でも、算数の教科書がありません。家に忘れてしまいました。どうしますか。教えてあげましょう」と言葉をかけ、Sに考えさせる。
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「どうしたのかな…」「げんきじゃない」
「こまっています…?」 「こまっている」という状況をおぼろげに理解。
「友だちの本」「見ます」「先生、お願いします」…
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<活動> |
先生のイラストを黒板に貼り、困っている子どものイラストと向き合わせる。
Sの言葉を取り上げ、忘れ物をしたときの対処の方法を一緒に考える。 「「先生、本ない」と言います。いいですか。だめですか。「先生、本がありません」いいですか」「本、うち、忘れた」いいですか。だめですか」「そうですね、本をうちに忘れました、と言いましょう」などと助言しながら、談話を完成させていく。談話を黒板に書いていきながら、Sにもリピートさせ、言い方を練習させる
色紙を出し、2回三角に折りたたみ、折山を何か所かはさみで切り取る。広げてきれいな模様を見せ、「みんなもやりましょう。はさみがありますか」と尋ねSの返事を待つ
「はさみがないとき、どうしますか」と問いかけて、「かしてください」と言えばいいことを知らせ、練習させる。Sが「かしてください」と言えたらはさみを貸す。
模様ができたら、色画用紙の上にのりで貼るように指示し、S同士で「貸して」と言わなければならない状況を作る。S同士の場合は「貸して」だけでいいことを知らせ、実際に貸し借りをさせる。「いいよ」「ちょっと待ってて」などの返事もそれぞれの場面で言うようにしむける |
「だめ!」
Tの後でリピート「先生、教科書がありません」「うちに忘れました」「教科書を貸してください」「ありがとう」
「なんだろう」という表情でTの作業を見る。 出来上がった模様を見て「きれい!」等と言う。 「ない」「ありません」
「かしてください」
S1「かして」 S2「いいよ。どうぞ」「ちょっと待ってて」 |
語彙 |
名詞 |
忘れ物 はさみ のり 色紙 色画用紙 |
動詞 |
忘れます 貸します 困ります 借ります |
形容詞 |
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その他 |
ください これから気をつけます どうぞ ~枚 |
文例 |
表現① |
Nを Vました |
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教科書を忘れました |
表現② |
Vてください(依頼表現) |
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教科書を貸してください |
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教科書を見せてください |
表現③ |
Vて(依頼表現) |
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○○さん、のり貸して |
教材 |
テキスト |
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絵カード・教具 |
★先生と困っている子どものイラスト『忘れ物』 教科書 |
備考 |
「Sが黙って他のSの物を使ったとき」など機会をとらえて指導すれば、あえてこのトピックを取り上げる必要はないだろう。 |