こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生低学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。(視診をしながら)元気ですか。今日はX月X日X曜日です。今日の天気は?そうですね。晴れです」
100までの数字カードをランダムに示して、一緒に読んだり、Sだけで読ませたりする。
カレンダーの「日付け」を示して、「1日」から「10日」まで言わせる。2~3回繰り返して慣れたところで、ランダムに指して日付を言わせる。
トピック等 掃除
目標 掃除の時間に使われるいろいろな言葉を覚える
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 掃除機で掃除をしている絵カードを見せ、「そうじをします」と言い、「みなさんのうちでは誰がそうじをしますか。S1さん、そうじをしますか」など、そうじの経験について言葉を引き出す

「皆さんはそうじが好きですか。私はそうじが好きです。きれいになりますから、気持ちがいいです。そして、嬉しいです」など、そうじにプラスのイメージを持たせるような言葉掛けをする

時間割表を見せ、学校にも掃除の時間があることを知らせる
「そうじをします」とリピート
そうじの経験について話す



「そうじ、嫌い…」




学校には掃除の時間があることを知る
<活動> 「まず、机の上に椅子をのせます」と言いながら絵を黒板に貼り、Sにもリピートさせる。以下、「机を運びます」「ほうきで床を掃きます」「ちりとりでゴミをとります」「ゴミ箱にゴミを捨てます」「バケツに水を汲みます」「ぞうきんで机を拭きます」「ぞうきんを洗います」と掃除の手順に沿って黒板に絵を貼り、Tの後についてリピートさせる。

掃除のイラストを使ってカルタ取りをする。
絵を机の上にバラバラにして並べ、Tの発音を聞いて取るように指示をする。

「教室の中が少し汚いですね。みんなできれいにしましょう」と言葉をかけ、みんなで実際に掃除をする。※掃除道具がなければ、ぞうきんで机を拭くだけでもよい
最後に「きれいになりました。ごくろうさま」と声をかける
Tの後についてリピートする
「机の上に椅子をのせます」「机を運びます」…






Tの発音をよく聞いて、カードを取る。


バケツに水を汲んだり、ぞうきんを絞ったりなど、動作と言葉を結びつけながら掃除をする

きれいになり、Tにも認められたことを喜ぶ
語彙 名詞 ごみ ほうき ちりとり 雑巾 バケツ ごみ箱 床
動詞 掃きます 捨てます 拾います 洗います 汲みます 絞ります 消します 始めます 
形容詞 きたない きれい(な)
その他 よく
文例 表現① N(道具)で、Nを Vます
  ほうきで床を掃きます
  ちりとりでごみをとります
  雑巾で机を拭きます
表現② て形+ください(依頼)
  バケツに水を汲んでください
表現③ Aく/Naに/Nになる(変化を表す)
  きれいになりました
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.48-p.49
絵カード・教具 「机の上にいすをのせる」「机を運ぶ」「ほうきで床をはく」「ゴミ箱にゴミを捨てる」「バケツに水を汲む」「ぞうきんで机をふく」「ぞうきんを洗う」の絵を用意する
備考 文化によっては生徒に掃除をさせないところもあるので注意。生徒に掃除をさせる国は東アジアに多いようだ。また、ほうきやちりとり、ぞうきんの扱いも初めてという児童も多いだろう。みんなできれいにする、きれいになると気持ちがいいという経験をさせたい。
ページ上部へ