こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生低学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。(視診をしながら)元気ですか。今日はX月X日X曜日です。今日の天気は?そうですね。晴れです」
100までの数字カードをランダムに示して、一緒に読んだり、Sだけで読ませたりする。
カレンダーの「日付け」を示して、「1日」から「31日」まで言わせる。「10人のインディアン」の替え歌で、日付を覚えさせても楽しい。日付の言い方に慣れてきたら、ランダムにカレンダーを指して言わせる。
トピック等 テスト
目標 テストのやり方やテストに関する言葉がわかる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 虫食いの50音表を見せる。空欄を指差し、「ところどころ字が分かりません。皆さん、分かりますか」と問いかけ、興味を持たせる。

「これは、ひらがなのテストです。全部できます。20点です。みんな、何点かな」と言い、テスト用紙を配布する。「まず、名前を書いてください」「はい、始めてください」

全員が書き終わったら、「答案用紙を集めてください」と言い、採点する。Tが採点する間、Sには別の問題をさせておく。採点し終わったら、「20点です。全部マルです。よくできました」「15点ですね。がんばりましょう」などと言いながら答案用紙をSに渡し、間違えたところを赤鉛筆で直させる。
「分かる、分かる」「だいじょうぶ」
「えーっ」

「テスト?」「20点」

名前を書いてテストを始める


答案用紙を集める
別の問題をする

答案用紙をもらい、間違えたところを赤鉛筆で直す
<活動> 時間的に余裕があれば、算数のテストも行う。

簡単な算数のテスト(20問程度のもの)をSに見せながら、「今から算数のテストをします。どのくらいできるかな」と言い、テストを配布する。「まだ、見ないでください。おしゃべりはしないでください」「はい、見ていいですよ。まず、名前を書いてください」「では、初めてください」とジェスチャーを交えて分かりやすく言う

「答え合わせをします。今度は自分でまるをつけましょう。赤鉛筆を出してください」と声をかけ、答え合わせをする。答えあわせが済んだら、テストを集める。




算数のテストをする


自分で丸つけをする
語彙 名詞 テスト 時間 点 ○(マル) ×(バツ)
動詞 やります 分かります (○を)付けます 直します
形容詞  
その他  
文例 表現① 可能形
  できます
  書けます
表現② Vてください 
  名前を書いてください
  始めてください
  答案用紙を集めてください
表現③ Vないでください
  まだ、見ないでください
  おしゃべりはしないでください
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.74-p.75
絵カード・教具 Sのレベルに合わせた算数のテスト ひらがなの虫食いテスト
備考 実際にテストを経験させることで、「しなければいけないこと」「してはいけないこと」と、教師の指示の言葉とが結びつく
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