こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生低学年
30時間
文字語彙編
毎回取り入れる内容 はじめ 「おはようございます」「元気ですか?」※2「からだ」で習った体調の言い方を定着させていく。「にほんごのべんきょうをはじめます」 「あいうえおの歌を歌いましょう」1回目は一文字一文字指しながらゆっくり歌う。2回目はスピードを速めて歌って楽しむ。
おわり 今日の活動を振り返る。教師の真似をして少しずつ友だちや活動にコメントを言う練習をする。今日の日付をカレンダーで確認し、あいさつをする。終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける。曜日ごとに色を統一。月曜は黄色、火曜は赤など)。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」
トピック等 感情
目標 感情表現を知り、感情を伝えようとする / ひらがなの書き方を知る「い、う、つ、か、こ、さ、は」
学習内容 感情を表す言葉  感情を伝える  単語と文字の一致  い段の長音  簡単なひらがなの書き
参考教案 活動内容 講師 学習者
<活動1> 【トピック:感情】
ケーキ、クッキー、アイスクリームなど、子どもの好きそうなものを黒板に貼り、その上に嬉しそうな表情の子どものイラストを貼る。

ピーマン、人参、魚など、子どものきらいなものを黒板に貼り、その上に、いやそうな表情の子どものイラストを貼る。

にこにこしながら、「嬉しい」を指して、「うれしい」とゆっくり言い、Sにもリピートさせた後、「うれしい」と板書する。「いやだ」も同様にする。「うれしい」と「いやだ」を交互に指しながら、何回か言わせる。テンポを変えたり、フェイントをかけたりしながら、表情豊かに発音すると楽しい。

Tの話を聞く。






Tの後について「うれしい」「いやだ」とリピートする。

Tの示すイラストを見ながら、「うれしい」「いやだ」を繰り返し言う。
<活動2> 【言う練習】
「楽しい」「悲しい」「さびしい」「こわい」「はずかしい」の絵カードも加え、Tの後について発音練習させる。リピート練習の際は、感情を込めてイントネーションを変えながら言ったり、早く言うなど変化をつけて言ったりする。

だんだん楽しくなってきたところで笑顔の子どものイラストを示し「楽しい?」、つまらなそうな子どものイラストを示し「つまらない?」とSに聞き、気持ちを表現させる。
Tの後について発音練習をする。




「楽しい!」「つまらない!」など、自分の感情を表現する。
<活動3> 【絵本を見る】
「絵本を読みます」と言い、『かおかおどんなかお』の表紙を見せる。ページをゆっくりめくりながら、ゆっくり読み聞かせる。
文字を読もうとする。50音表から文字を探す方法を学ぶ。
<活動4> 【書く練習】
「嬉しい」の「う」、「つまらない」の「つ」、などと言いながら、感情形容詞の最初の文字のカードを示し、Sにもリピートさせる。

「う」と言いながら、「う」の字を板書し、Sには指で机の上に書いてみるよう、ジェスチャーで促す。そのほかの文字も同様にするが、止めるところ、のばすところ、はねるところに注意して書くようにさせる。ワークシート★を配布し、なぞり書きをした後、数回練習させる。
Tの示す文字カードを読む。
指で机の上に「う」を書く。続いて、「つ」「か」「さ」「こ」「は」「い」も練習する。



ワークシートに書く。
<活動5>  
語彙 名詞 絵本 かお 
動詞  
形容詞 うれしい たのしい つまらない さびしい かなしい こわい はずかしい いやだ
その他 どんな
文例 活動1 「嬉しい」「いやだ」
活動2 「嬉しい」「いやだ」「楽しい」「悲しい」「さびしい」「こわい」「はずかしい」 「楽しい?つまらない?」 「楽しい?ああ、よかった」
活動3 「絵本を読みます。「かおかお どんなかお」「かお」「顔に目が二つ」…」
活動4 「「嬉しい」の「う」、「つまらない」の「つ」、「かなしい」の「か」、「さびしい」の「さ」、「こわい」の「こ」、「はずかしい」の「は」、「いやだ」の「い」」 「う。書いてください」 「(ワークシートを渡して、ジェスチャーをしながら)3回なぞってください。それから書いてください」「とても上手にできました」
活動5  
教材 テキスト 『かおかおどんなかお』(こぐま社)
絵カード・教具 ひらがな50音表  ★絵カード『病気~症状』 ★絵カード『体の部位』 ★文字カード『体の部位』 ワークシート(★JYL教材)
備考  
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