こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(食べ物、家族の歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 家族のこと、日曜日、朝ご飯
目標 家族の説明ができる/家族の属性が説明できる/家族との経験を話すことができる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 家族の写真を見せながら「これはナオミさんです。ナオミさんの家族です」と言い、黒板に貼る
「ナオミさんの家族は3人です」と言いながら、「3人(さんにん)」と板書する。「ナオミさん、お父さん、お母さん、3人です」と言い、Sにもリピートさせる
「タケシさんの家族は7人です。おじいさん、おばあさんもいます」と言いながら写真をはり、「7人(ななにん)」と板書。「タケシさん、妹、弟、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん」とリピートさせる。
さらに、Tの家族も紹介
Sの家族について、相関図を指差しながら名前を聞いたり、属性を言わせる。
Tの話を聞く



「さんにんです」


「ななにん」

「いもうと、おとうと、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、おにいさん、おねえさん」
「お母さん、すき」
<活動> カレンダーを見せながら、「今日は×月×日、月曜日です。きのうは日曜日でした。日曜日、学校は休みです。お父さん、お母さんも日曜日、休みですか」
「日曜日、学校へ来ません。お父さん、お母さんも会社へ行きません。いつも何をしますか」などと言葉をかけ、できるだけSから言葉を引き出す。
「きのうは日曜日でした。学校は休みでした。ナオミさんは公園で本を読みました」と言いながら、子どもたちがそれぞれいろいろな活動をしている絵を黒板に貼り、文を板書する。「ナオミさんはどの子かな」とSに考えさせる。以下、タケシくん、ユリさんなどがしたことと絵とを結びつけるよう助言助力する
「皆さんは、きのう何をしましたか。絵を描いて教えてください」と言葉をかけ、画用紙とクレパスを配布する。

Sの間を回って絵を見ながら、きのうしたことについてSと会話をする。うまく言葉にできないSには、「だれと行きましたか」「ああ、そう。お母さんの手伝いをしたんだね」などと助言してやり、自分の行動を言葉で言えるように仕向けていく。
全員絵が描けたら、一人ずつ順番に発表させる。言えたら拍手でほめるようにする。
時間があったら、朝ご飯、夏休みなど過去の出来事について発展させる。
Tと一緒に「今日は×月×日、月曜日です」と言う

「日曜日、休みです」「会社、休みです」


「掃除する」「買い物」「友だちとサッカーする」…




絵を見て、「分かった!この子です」

黒板に書かれた文をTと一緒に読む


きのうしたことの絵を描く



「おかあさん、これ。ぼく、これ」
「うん、お母さんの手伝いをしました」




順番に発表する
語彙 名詞 妹 弟 きょうだい 赤ちゃん お兄さん お姉さん お父さん お母さん おじいさん おばあさん けんか 家
1人 ~人 小学生 中学生
動詞 います(所有) けんかします
形容詞 優しい かわいい こわい 背が高い/低い
その他 時々
文例 構造① Nの Nは 何人ですか
  ○○さんの家族は何人ですか
構造② ~人です
  6人です
構造③ (私には)Nが (○人)います
  弟が2人います
構造④ Nは Nです
  妹はかわいいです 弟はゲームが好きです お兄さんは中学生です。
構造⑤ (Nと) Nを Vました  Vませんでした
  (妹と)パンとたまごを食べました  何も食べませんでした
構造⑥ N(場所)で Vました
  スーパーでカブトムシを買いました 公園で遊びました 
構造⑦ N(場所)へ V(移動)ました
  お母さんといっしょにおばあさんの家へ行きました
教材 テキスト 『にほんご ドレミ』(国際協力事業団)p.40-p.41、p.32-p.33、★『こどものにほんご1』(スリーエーネットワーク)p.77
絵カード・教具 ★家族の写真または絵『家族』  けんかのイラスト(『にほんごをまなぼう』p.31) 「1日の生活の絵カード」(ソーシャルスキルトレーニング絵カード、エスコアール発行)
備考 『みんなの教材サイト』から、家族の写真がダウンロードできるhttp://minnanokyozai.jp/kyozai/home/ja/render.do;jsessionid=6DAA0DC8A1D3976EA4E30C684B0F06C7
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