こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(食べ物、家族の歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 身体検査、どちらが大きい?
目標 身体検査での指示の言葉、背を比べながら比較する表現を使ってみる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> S1とS2を並べて、「~は~より背が高いです」
全員で比べてみる。Tと比べてみる。
「~は~より背が高いです」と言わせる。
比較の絵カードを使って、「~は~よりAです」を言ってみる。イラストで身体検査の方法を示す。

「ここに順番に並びましょう」「上靴と靴下を脱いでください」「ここに乗って、背中をピンと伸ばしましょう」
「○○さんの身長は132cmです」と言いながら、Sのカードに記入する。2人測定したら、XXcm、XXcmと書いて、「~は~より背が高いです」を言う。

時間、器具があれば体重検査、視力検査も同様におこなう。~は~よりAですを意識する(話題を嫌がっていないか気をつけながら)




身体検査の方法を知る
身長を測ってもらう(体重計がなければ、身長だけ)
Tに自分の身長を言う。
「見えます」指で切れている方向を指す
「はい、見えます」「下です」と指で下を指す

測定値をTに身体検査カードに書いてもらう
<活動> 黒板に数字カードを1~10まで並べて貼り、1と2を指さして、「1と2、どちらが大きいですか」と問う
「2ですね。1と2、2の方が大きいです。1の方が小さいです。1は2より小さいです」と言い、「1は 2より  ちいさいです」と板書する。次に「3より小さい数は何ですか」と問いかけ、Sの反応を見る。

「ミカンが3個あります。みんなで1個食べます」と言って、ミカンを等分し、みんなで食べる。「ミカンが3個ありました。1個食べました。今2個あります」と言い、「3-1=2」と板書。「1と2は3より小さいです」と言い、Sにもリピートさせる。
最後にプリントの問題をさせ、理解度を確認する
「2です」
「2のほうが大きいです」
「1は2より小さいです」

S1「?」 S2「1と2です」




「1と2は3より小さいです」
「□と □は 3より ちいさいです」などの問題の書かれたプリントに答えを書き入れる
語彙 名詞 身体検査 目の検査 上 下 身長 体重 健康手帳 どちら 数
動詞 並びます 測ります くらべます
形容詞 大きい 小さい 高い 低い
その他  
文例 構造① Vましょう
  順番に並びましょう
構造② Vてください
  体重計に乗ってください
構造③ Nの 身長は ~cmです/体重は ~kgです
  私の身長は~cmです
構造④ どちらが~ですか
  8と9、どちらが大きいですか
構造 ⑤ Nより小さい / 大きい
  3より小さい数はどれですか
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.26
『在日ブラジル人児童のための教材』(東京外国語大学)http://www.tufs.ac.jp/common/mlmc/kyouzai/brazil/
『在日フィリピン人児童のための教材』(東京外国語大学) http://www.tufs.ac.jp/common/mlmc/kyouzai/philippines/
『在日南米スペイン語圏児童のための教材』(東京外国語大学) http://www.tufs.ac.jp/common/mlmc/kyouzai/southamerica/
絵カード・教具 視力検査表(視力0.2以下の検査用と0.2~1.5の検査用) 片目を隠すためのさじ
 (用意できれば)身長計、体重計 記録用紙、問題プリント
備考 体重、身長などを気にしている児童がいたら、算数の問題にすぐに切り替えるなどの配慮をする。
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