こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 避難訓練
目標 緊急時への対応ができる。通級時の避難訓練の習慣の理解
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 「じしん」と板書し、その下に地震のイラストを貼る
「地震を知っていますか」「地震はいつ来るか分かりません。台風は天気予報で分かりますね。地震は分かりません。死ぬ人もいます。とても怖いです」(必要に応じて、母語通訳をお願いする)

次に「かじ」と板書し、その下に火事のイラストを貼る
「火事は分かりますか。火事になると、着る物や写真、家など大切なものがなくなってしまいます。死ぬ人もいます。火事もとても怖いです」
地震とは何かが分かり、怖いものであるということを知る




火事の意味が分かり、怖いものであることを知る

<活動> 「地震や火事のとき、どうしますか。分かりますか。きょうは、地震や火事のときの練習をします。避難訓練と言います」と言い、「ひなんくんれん」と板書する

「じしんのとき」と板書し、イラストを示して避難の仕方を説明してから、実際に避難訓練をする
1)机の下にもぐります、2)頭を隠します、3)防災頭巾をかぶります、4)廊下に並びます、5)上履きのまま外にでます
避難するときは「押さない、走らない、しゃべらない」ことをしっかり約束をしておく

「かじのとき」と板書し、イラストを示して避難の仕方を説明してから、実際に避難訓練を行う
1)廊下に並びます、2)ハンカチで鼻と口を覆います、3)先生の後について避難する

時間があったら、交通安全、学校の規則などの復習をし、~してはいけませんの意味の定着をはかる。
地震や火事のときどうすればいいのか考える

避難訓練の意味が分かる

地震のときの避難のし方が分かる







火事のときの避難のし方が分かる
語彙 名詞 地震 建物 外 ガラス
動詞 死にます 飛び出します もぐります しゃべります
形容詞 怖い
その他 すぐ
文例 構造① ~とき、…
例文 避難するとき、押したり、しゃべったりしてはいけません
  地震のとき、飛び出してはいけません
構造② Vてはいけません
例文 飛び出してはいけません
構造③ Vなさい
例文 すぐ机の下にもぐりなさい
  廊下にならびなさい
  先生の後についてきなさい
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.82~p.83
絵カード・教具 地震、火事のイラスト 避難のし方のイラスト 防災頭巾
備考 未体験の出来事への想像力が未発達な児童もいるが、命に関わることなのでしっかりと。学校によって使う言葉も違うのでできればどんな言葉を使っているか確認をとっておきたい。
移動が伴う授業の後は、読み聞かせなどいったん落ち着かせてから、次の活動をすると良い。
地域の避難訓練への参加、消防隊のお話しなども考慮する
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