こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 変な人、いじめっこ
目標 危険な状況に遭遇したときの対処法が分かる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 日本地図を示し、「○ヶ月前、○○県で小学校1年生の女の子がいなくなりました。見つかったときは死んでいました。悪い人は警察が捕まえましたが、女の子は帰ってきません」と実際にあった事件のことを知らせる(必要に応じて母語通訳をお願いする)

「帰り道で変な人を見たことがありませんか」「子どもに悪いことをする大人がいますから、気をつけなければなりません」と言い、イラストを示したり、実際にやって見せたりして、「変な人」「悪いことをする人」というのはどういう人のことか、具体的に分からせる
Tの話を聞く





「変な人」や「悪いことをする人」がどう人であるか理解する
<活動> 「悪い人が近づいてきます。さあ、どうしますか」と言い、悪い人に扮した別のTにSに声をかけてもらう
「車に乗せてあげるから、おじさんと一緒に行こう」

もう一度、不審者役のTに、Sに声をかけてもらう
「助けて!、と大きな声で言って、逃げなさい」「近くの家に飛び込みなさい」と指示し、一人ひとり練習させる

防犯ブザーがあれば、防犯ブザーを使用した練習をする

最後に、「知らない人に誘われてもついて行かないこと」「変な人が近づいてきたら、大きな声で「助けて!」と言うこと」「変な人をみたら、学校へ知らせること」を約束する
変な人の登場に驚き、どうしていいか分からない様子



ロールプレイをする
大きな声で「助けて!」と言って逃げる


防犯ブザーの使い方を練習する


Tと約束をする
語彙 名詞 防犯ブザー 
動詞 ついて行きます 近づきます 知らせます 逃げます 飛び込みます
形容詞
その他  
文例 構造① ~たら(仮定条件)、…
例文 変な人が来たら、防犯ブザーを鳴らします
  変な人を見たら、すぐ学校へ知らせなさい
構造② ~なさい
例文 変な人が近づいてきたら、防犯ブザーを鳴らしなさい
構造③ ~と言います
  変な人が近づいてきたら、大きな声で「助けて!」と言います
教材 テキスト  
絵カード・教具 ★絵カード『変な人』不審者のイラスト 防犯ブザー 日本地図 事件の新聞記事(あれば)
備考 近くの警察署に協力を依頼したり、ロールプレイの際、誰かに依頼して、不審者役をしてもらったりするとよい
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