こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
30時間
文字語彙編
毎回取り入れる内容 はじめ おはようございます」「「日本語の勉強を始めます」「今日の天気は何ですか」「そうですね。じゃあ、今日は何曜日ですか」「そうですね」「元気ですか」「あいうえおの歌を歌います」日にちを聞くことを始める。日にち、天気、曜日、体調、歌は回を重ねることで、少しずつ上達していればいい。
おわり 終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける曜は赤など)。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。明日は、カタカナのテストです。家でノートに練習してください。挨拶しましょう。さようなら」
トピック等 散歩 自然1 数字(値段) 体 位置 
目標 カタカナで単語を書く練習 知りたいものの名称が聞ける
学習内容 50音表を見ながら歌う(カタカナ) 天気 日付 曜日 カタカナ50音パズル/カタカナ文字パズル 長音 促音 拗音
参考教案 活動内容 講師 学習者
<活動1> 植物図鑑を見せて「これはタンポポです。タンポポ」…
*散歩に持っていけるように、写真と文字を1枚にまとめておく。「今日は散歩に行きましょう。タンポポ、さくら、どんぐりはどこにありますか。探してください」散歩中に「これ、それ、あれ」を使って、新しい言葉を入れていく。教室に戻って、写真や自由画帳を見ながら復習する「タンポポはどこにありましたか」
「さくらはどこにありましたか」…
*過去形「ありました」、「ありませんでした」の練習になる。
「タンポポ」…散歩に行き、Tに指示されたものを探す。教室に戻って、写真や自由画帳を見ながら復習する。「公園にありました」
「校門の横にありました」…
<活動2> 山、川、田、木、月、日、/空、雨の絵を示し、漢字の成り立ちを紹介する*絵を使って視覚的に理解させる。木、林、森について、木から想像させて、面白さを伝える。子どもに「森」の絵を書かせてもいい。文字を書く練習をする。FCを板書に貼る。「前を見てください。「川」」と、書き方を示す(2回)。空書きさせる「大きく書きます。手を出してください。いち、にい、さん」と、空書きで筆順を確認する。「ノートに書いてください」
*「川」「月」「日」(左から順に書くもの)の順に書かせる。「木」「田」、「十」が基本のもの。最後に「山」を書かせる。山の書き順を子どもに考えさせてもおもしろい。
文字を書く練習をする。

空書きする。

ノートに書く。「川」「月」「日」「木」「田」「十」「山」の順に書いていく。
<活動3> 数字FCの読みをひらがなで書かせる。ふだんの発音どおりに書くと2拍ずつとってしまう可能性あり。「にい」「ごう」→「に」「ご」に直す。「いちは「一」と書きます。には「二」と書きます。」「よんは「四」と書きます」以降、五、六、七、八、九、十まで順に行う。書き方を想像しながら取り組む。お金を出して漢字の面を見せて「これは何ですか」
「そうです。「円」これは「えん」です。(百円、千円)。これは十円玉、これは百円玉。これは?」「そうです。じゃあ、これは?」
「いいえ、千円札です」「これは「さつ」、これは「玉」」
「玉はこう書きます」(百、千、円、玉の練習をする)*書き順に注意する。
「一」「二」「三」… と書く。
四、五、六、七、八、九、十まで順に。「十円です」「一円玉」「千円だま」
百、千、円、玉の練習をする。
<活動4> からだの絵を示す。目や口など絵から想像しやすいものから紹介する。絵を使って視覚的に理解させる。「先生が言いますから、触ってください。目」。だんだん早くしていく。慣れたら、Tは違う部位をさわりながら言う「目(触るのは頭)」言葉の復習をする。言い方を忘れていたらここで練習する。 Tが言う体の部位を触る。FCで読みを確認する。
Tの言うものを書く。
<活動5> 位置詞を確認する「言いますから、さしてください。上」
「下」*位置詞を復習する。「上はこう書きます」「じゃあ、下はどう書きますか」「そうですね。「下」です」以降、「中」「左」「右」FCで読みを確認し、PCで意味を確認させる「上、下、左、右、中、前、後ろ、東、西、南、北」
上を指す。下を指す。「上」を書く「下」を考えて書く。
以降、「中」「左」「右」も同様に、意味を考えて書く。FCで読み、PCで意味を確認する。「上、下、左、右、中、前、後ろ、東、西、南、北」
語彙 名詞 (道にある子どもが興味を持つもの)タンポポ 桜 ひまわり アサガオ 落ち葉 どんぐり 猫じゃらし(えのころ草) 霜 氷山、川、田、木、林、森、月、日、/空、雨、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、円、玉 目、口、耳、手、足、/体、頭、顔、首、毛、心
動詞  
形容詞  
その他 これ、何? これは何ですか? これ それ あれ
文例 活動1 「これはタンポポです。タンポポ」「今日は散歩に行きましょう。タンポポ、さくら、どんぐりはどこにありますか。探してください」タンポポはどこにありましたか さくらはどこにありましたか
活動2  
活動3  
活動4 「先生が言いますから、触ってください。目」
活動5 「言いますから、さしてください。上」上はこう書きます 「じゃあ、下はどう書きますか」 「そうですね。「下」です」
教材 テキスト  
絵カード・教具 ひらがな・カタカナ50音表両方 カタカナフラッシュカード カレンダー ★絵カード『天気』 曜日カード 漢字練習ノート 絵カード 自由画帳 ペン カメラ
備考 知りたいことが聞けるようにする。はじめは読みの練習から入る。書く練習は/の前の漢字までとする。書き順クイズをするなど、書き順の基礎を身につける:「三」「川」「山」。
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