こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生高学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 学校の時間割、好きな教科、
目標 教科や時間割の言い方を覚える
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 「きょうは、6月8日火曜日です」と言い、Sに復唱させる。

DVDを見られる環境にあれば、「日本の学校紹介」のDVDを見せる

学校の日課表を見せ,学校での一日の流れを確認する。「朝の会」「1時間目」「休み時間」など項目を読んでから、「朝の会はは8時から8時20分までです。1時間目は8時30分から9時20分までです」と日課表を読み、Sに復唱させる

時間割表を見せながら「時間割表」と言い、Sにも言わせる。曜日や教科の言い方を教え、一緒に読む

曜日・教科のフラッシュカードを用意し、言い方を練習させる
「きょうは、6月8日火曜日です」と復唱


DVDを見る


教師と一緒に日課表を読む「朝の会」「1時間目」と言う。
自分の手元において分かるよう、日課表にふりがなをつける



「時間割表」と発音
曜日の言い方、教科の言い方と意味を知る

曜日や教科の言い方を練習する
<活動> 「きょうは、6月8日火曜日ですね。火曜日の時間割を見てください」と指示、時間割表を使って、「1時間目は何ですか」「国語です」、「算数ですか」「いいえ、算数じゃありません」、「算数は何時から何時までですか」「9時30分から10時20分までです」など、Sとのやりとりの中で、時間割の言い方に慣れさせる

今日の時間割ができたら、明日の時間割についても練習させる

日付の言い方、時刻の言い方の復習をする。「○時○分」「○時半」、「○時から○時まで」

時間割表を見ながら、好き嫌いでSに○×をつけさせる。Tも表に○×をつけ、Sに表を見せながら、「私は~は嫌いです。~が好きです」と言う。Sにも発表させる

「私は__が好きです。__はおもしろいです。__は好きじゃありません。__はつまらないです」と板書。Tが「__」の部分にスポーツの名前を入れて言ってみせ、Sにも言わせる。最後にワークシートに記入させる
時間割表を見る
Tとのやりとりの中で、「1時間目は国語です」「算数じゃありません」、「9時30分から10時20分までです」のような、時間割の言い方を練習する



明日の時間割を見ながらSと会話をする


教師の質問に答える「1時間目は8時半から9時20分までです」
「ぼくは算数が好きです。」
「私はダンスが好きです。水泳は嫌いです」
「ぼくは水泳が好きです。スポーツは全部好きです」など


板書を見る
Tの話を聞く
一人ずつ言う
ワークシートに記入する
語彙 名詞 国語 算数 理科 社会 英語 道徳 図工 体育 音楽 家庭科 朝の会 帰りの会 そうじ 1時間目 
~時間目 月曜日 火曜日… 何曜日 ~月~日 午前 午後 1時 2時 3時… 1分 2分 3分… ○時半
スポーツ サッカー ソフトボール テニス バスケットボール バレーボール 水泳 卓球 持久走(マラソン) バドミントン 柔道 相撲 ダンス 音楽 歌 絵
動詞  
形容詞 おもしろい、つまらない、難しい、簡単
その他  
文例 表現① NはNです / Nじゃありません
  1時間目は国語です。算数じゃありません
表現② ○時から○時まで(開始と終了)
  1時間目は8時半から9時20分までです
表現① 私はNが好きです/好きじゃありません
  私は体育が好きです。私は体育が好きじゃありません。
表現③ NはAです
  国語はつまらないです  漢字は難しいです。
表現④ NもAです
  体育はおもしろいです。音楽もおもしろいです
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』 38~41,44,45,48~51ページ
『こどものにほんご1』 69~82ページ
『日本語学級1』 34~45,50ページ
・時間割表(『にほんごで まなぼう1』p.39)、★『こどものにほんご1 絵カード』
絵カード・教具 各教科の教科書 時間割表 日課表 時計 カレンダー(曜日の分かるもの) 
市販の学校紹介用のDVD
備考 ・日課表や時間割表は,そのまま生徒が手元に置けるよう,所属校・学級の物を準備したい。
・日本の学校の事情を十分に伝える。そのために,学校紹介用のDVDなどを見せて一日の流れを知らせ,学校での過ごし方が理解できるようにしたい。
・時計の読みは、本時だけでは定着は難しい。本時以降も機会をとらえて言えるように指導したい。デジタル・アナログ両方の表記を使い、生徒の理解を促す。
「Nは Nが 好きです」の文型は、自分のことを中心に話させる中で、定着させるようにする。余裕があれば、友だちのことに触れてもよいだろう。
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