こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生高学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 体と健康/学校を休む
目標 体の各部分の名前を覚える / からだの具合が悪いことを伝える/学校を休む
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 黒板にTの似顔絵を描き、「○○先生の顔」と板書。顔の部位を指して、「目」「鼻」「口」…と言い、Sに何回かリピートさせる。「わたしのかお」と印刷した紙を渡し、自分の顔を描かせる。それぞれの顔の部分から矢印を引き、「目」「鼻」「口」…と書かせる。

TとS、またはS同士で顔の部位を指して、相手に答えさせる。

体の絵を黒板に貼る(または描く)。それぞれの部位の名前を言い、Sにリピートさせる。体が描かれたワークシートを配布し、Tの言う体の部位の名前を書き込ませるか宿題にする
Tの後でリピートする

自分の顔を紙に書く
それぞれの顔の部分に「め」「はな」「くち」などと書く


相手が指した顔の部位の名前を答える


Tの後について「頭」「首」「肩」などとリピートする

ワークシートに体の部位の名前を書き込む
<活動> 「気持ちが悪い」「吐き気がする」「頭が痛い」「苦しい」「かゆい」「寒気がする」など、具合が悪い様子を描いた絵カードを指して日本語の表現を言い、復唱させる

絵カードをSに渡し、TとSでロールプレイをする。
「どうしましたか」
「早退しますか」
<ジェスチャーゲーム>
カードを裏返して置き、順番に1枚引いてジェスチャーをする。当てた人はカードをもらう。たくさんカードを取った人が勝ち
<学校を休む連絡>
朝、お腹が痛い状況を絵カードなどで示し、「6年1組の~です。お腹が痛いです。休みます。」という。学校を休む時は連絡する必要があることを理解させる。必要に応じて母語で説明する。
絵カードを見ながら、Tの後でリピートする


絵を見て、その動作をしながらTに言う
「気持ちが悪いです」
「はい」「うちに帰りたいです」


ジェスチャーゲームをする
語彙 名詞 頭 髪 顔 目 耳 鼻 口 歯 のど 手 足 おなか 背中 肩 指 熱 かぜ せき 病気 けが 血 鼻血 
保健室 保健の先生 薬 病院  便 体温 ~℃ 熱 薬 吐き気 下痢 便秘 生理 ばんそうこう
動詞 あります 出ます 切れます 転びます 早退します (熱を)はかります (薬を)飲みます (薬を)ぬります 消毒します うがいをします 相談します 貼ります 休みます
形容詞 痛い 苦しい かゆい 悪い 熱い 暑い
その他 どうしましたか 気持ちが悪いです 吐き気がします 寒気がします 風邪をひきました 咳がでます 
文例 表現① N(身体の部分)がいたいです
  おなかが痛いです
  のどが痛いです
表現② Nがあります
  熱があります
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』P24-25, P34-35
絵カード・教具 図鑑 人体図 ★絵カード『病気~症状』 ★絵カード『病気~どうしたの』 ★ワークシート『病気』
理由カード(咳が出ます 頭が痛いです お腹が痛いです 熱があります 吐き気がします 
風邪を引きましたなど) ★絵カード『学校を休む』
その他  
備考 宗教文化によって身体(頭など)に触ることを禁忌とする場合があるので気をつける。
休みや遅刻などの実際の機会を使って会話する。
F「きのう、学校を休みましたね。どうしましたか」、S「熱がでたからです」、F「大丈夫ですか」、S「はい、大丈夫です」
便秘や生理などを扱うときは、学習は、男女別に行うとよい
ページ上部へ