こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生高学年
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 テスト
目標 テストのやり方やテストに関する言葉がわかる、先生の指示がわかる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 指示を出すための絵カード(立つ、座る、読む、聞く、開ける、占める、名前を言う、黒板に名前を書く等)を示し、ゲームのやり方を知らせる

Tがまずカードを引き、「S1さん、窓を開けてください」
と言う。

Sの様子を見守り、必要があれば助言助力をする
指示を出すための絵を見て、言い方を確認する。分からない言葉があったら質問する
Tの話を聞き、ゲームのやり方を知る

S1は言われたことをした後、カードを引く。「S2さん、リコーダーを吹いてください」とS2に言う。
S2は言われたことをし、カードを引く。「S3さん、窓を閉めてください」以下、適宜繰り返す。
<活動> 虫食いの50音表を見せる。空欄を指差し、「ところどころ字が分かりません。皆さん、分かりますか」と問いかけ、興味を持たせる。

「これは、ひらがなのテストです。全部できると20点です。何点取れるかな」と言い、テスト用紙を配布する。「まず、名前を書いてください」「はい、始めてください」

全員が書き終わったら、「答案用紙を集めてください」といい、採点する。Tが採点する間、Sには別の問題をさせておく。採点し終わったら、「20点です。全部マルです。よくできました」「15点ですね。がんばりましょう」などと言いながら答案用紙をSに渡し、間違えたところを青鉛筆で直させる。時間があれば算数の問題なども扱う。
「分かる、分かる」「だいじょうぶ」
「えーっ」

「テスト?」「20点」

名前を書いてテストを始める


答案用紙を集める
別の問題をする

答案用紙をもらい、間違えたところを青鉛筆で直す
語彙 名詞 テスト 時間 点 ○(マル) ×(バツ)
動詞 やります 分かります 書きます 開きます 始めます 終わります 立ちます 座ります 集めます
形容詞  
その他  
文例 表現① 可能形
  できます
  書けます
  Vてください / Vないでください
表現② 名前を書いてください
  始めてください
  まだ、見ないでください
  答案用紙を集めてください
  静かにしてください
  名前をきれいに書いてください
構造② Vましょう
  答え合わせをしましょう
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』 p.20ーp.21、p.74-p.75
絵カード・教具 文カード「立ちます」「座ります」「教科書を見せます」「この漢字を覚えます」「~の歌を歌います」「日本語で話します」「名前を言います」「教科書の~ページを開きます」「リコーダーを吹きます」「窓を開けます」など
『みんなの日本語初級Ⅰ 書いて覚える文型練習帳』p.67参照
算数ドリル、ひらがな虫食いドリルなど
http://dorilu.net/ (無料のドリル)
備考 「~てください」の練習を重点的に行い、「~ましょう」や「~ないでください」の形の練習は、日を改めて行うとよい
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