毎回取り入れる内容 |
はじめ |
「おはようございます。日本語の勉強を始めます」「あいうえおの歌を歌います」出席をとって、「はい」と返事をさせることも入れてもいい。 |
おわり |
終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける。 感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」 |
トピック等 |
昨日 今日 明日 天気・曜日 教室の中1 |
目標 |
50音表の音の体系を知る 数唱ができる 数字を書く(1~5) |
学習内容 |
50音表の表を見ながら歌う 数唱 昨日今日明日 天気 曜日 運筆(数字を書く1~5) |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
カレンダーを示して、「見てください。今日。昨日。明日。言ってください」「今日」「昨日」…リピートに慣れてきたら、指差ししているものを言わせる。それがパターン化したら、指をくるっと回して触ったり、フェイントをかけて触ったりして楽しく言わせる。第1回目からの準備として、カレンダーに一緒に印をつけさせておく。もしくは、出席カードのスタンプ・シール・サインなどを利用して、「今日」ということを認識させる。 |
「今日」「昨日」… |
<活動2> |
天気のPCを示して、1つずつ「はれ、あめ、くもり、ゆき。言ってください」「はれ」「あめ」…。 外を見ながら、「きょうは、はれ?」「あめ?」「そうですね。きょうはあめです。きょうのてんきは何ですか」(?マークやジェスチャーで質問していることを示す)一緒に外を見せるとより分かりやすい。 |
「はれ」「あめ」…
「あめ」(きょうの天気を答える) |
<活動3> |
カレンダーを示して、「今日は~曜日です。~曜日。言ってください」。順番に指しながら「月曜日」「火曜日」~「日曜日」。 *1回目からの出席により色で曜日が分かれているので、イメージしやすくなっている。時間があったら、読み聞かせに『はらぺこあおむし』(エリック・カール)を使うといい。FCを示して、「言ってください」(Sのみで言わせる)。 *単調になりがち。FCの見せ方を工夫。早く出す。ひらひらさせて出す。一部だけ見せる。 |
FCを見て言う。 |
<活動4> |
「これは、ノートです。今から、ノートに書きます」(まず指でなぞり書きさせる)「いち」(Sが書く) 言いながら書けるように促す。「言ってください。いち」。 「こう」(言いながら書く)「いち」(Sがまねする) 「そう。もう一度、いち」(Sは言いながら書く) 5までを指でなぞり書きしたら、「はい、見てください。これは鉛筆です。次は、鉛筆で書きます」(鉛筆を配る。) 「はい、どうぞ」 (忘れていたら、促す)「なぞってください」(Sはなぞる) 「次は、書いてください」5までできたら、終わり。 時間があったら、「前に書いて下さい」(黒板に大きく書かせる) *漢字練習ノートの使い方に慣れる。5ミリ罫線くらいの大き目のマスのノートを用意。ノートだけ先に渡し、鉛筆は後で渡す(同時に渡すとすぐ書き始め、指示が通じない)。 |
指でなぞり書きする。
「いち」と言う。 「いち」とまねする。 「いち」と言いながら書く。 5までを指でなぞり書きする。 「ありがとうございます。 鉛筆でなぞる。
5まで書く。 黒板に大きく書く。 |
<活動5> |
レアリアを指して、「これはつくえです。つくえ」。 「これはこくばんです。こくばん」(3つくらいの単語が定着するまで繰り返す)。机を触って、「これは~?これは何ですか?」 「そうですね。机です」(Sから机を指すジェスチャーを入れて)「それは机です。それ」(黒板を触って)「これは何ですか」 「そうですね」(方向のジェスチャー)「それは黒板です」。 同様に、3語入れて定着したら、「これ」「それ」をつかったQ&A。Sが知りたがっていたら、「これ・それ」を使って聞かせてもいい。 「それはノートです」(Tの手元)「それは何ですか」など自由にQ&A。 *これとそれの使い方が理解できるといい。「これは何ですか」を入れて、自ら語彙が増やせるようにする。今日の授業が終わったら、教室環境に机には「つくえ」と、時計には「とけい」と名前を書いて貼っておく。目から文字を覚えるようにしておく。 |
「つくえ」 「いす」 「こくばん」 「机です」
「黒板です」
「それはいすです」
「とけい」
(Tの手元)「それは何ですか」 |
語彙 |
名詞 |
一 ニ 三 四 五 六 七 八 九 十 晴れ 雨 曇り 雪 昨日 今日 明日 頭 お腹 足 手 机 椅子 時計 本棚 市口 出口 窓 電気 黒板 前 後ろ 右 左 真ん中 これ それ (あれ) |
動詞 |
ノートに書いてください 手を出してください 大きく書いてください 前に書いてください |
形容詞 |
痛い かゆい くるしい きもちがわるい げんき |
その他 |
いい だめ あぶない なんですか |
文例 |
活動1 |
「見てください。今日。昨日。明日。言ってください」 |
活動2 |
「はれ、あめ、くもり、ゆき。言ってください」 「きょうは、はれ?」 あめ? 「そうですね。きょうはあめです。きょうのてんきは何ですか」 |
活動3 |
「言ってください。いち」 |
活動4 |
「これは、ノートです。今から、ノートに書きます」 「言ってください。いち」 こう 「そう。もう一度、いち」 「はい、見てください。これは鉛筆です。次は、鉛筆で書きます」 「はい、どうぞ」 なぞってください 「次は、書いてください」 前に書いて下さい。 |
活動5 |
「これはつくえです。つくえ」 「これはいすです。いす」 「これはこくばんです。こくばん」 「これは~?これは何ですか?」 「そうですね。机です」「それは机です。それ」 これは何ですか そうですね それは黒板です これは何ですか 「そうです!いすです」 それはいすです 「これはとけいです。とけい」 それはノートです それは何ですか |
教材 |
テキスト |
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絵カード・教具 |
ひらがな50音表 数字フラッシュカード カレンダー ★絵カード『天気』 曜日カード 漢字練習ノート 位置詞絵カード SSTカードあぶない場面 ★『方位すごろく』 |
備考 |
1~10までの数唱をする。空書きに慣れる。いきなり書かせるのではなく、文字の読みを確認してから、書かせる「あ」と「お」の混乱、「い」と「こ」の混乱、「う」と「え」の混乱がある。「あ」行は難しい行なので、初日としては、大変な行である。できないのが当然という気持ちで、あたるといい。本格的な文字の書き。本格的文字の書き。 |