毎回取り入れる内容 |
はじめ |
始業の挨拶 健康観察「げんきですか」/「げんきです」「げんきではありません」「あたまがいたいです」「おなかがいたいです」 前時の宿題を提出「宿題を提出してください」 数字の読みの復習 |
おわり |
宿題の指示 作文 「漢字の練習帳2年」の⑲⑳「文を書きましょう」(★JYL教材) 短い文章の読みの練習を宿題にする。例えば次回の読み物『どうしてねこ年がない?』(レベル別 日本語多読ライブラリー レベル1) |
トピック等 |
生活日記を書こう② |
目標 |
①簡単なストーリー性のある文章を読んで理解できる ②身近な話題について漢字仮名交じりの短い文を書くことができる ③2年生の漢字が読める/書ける |
学習内容 |
簡単なストーリー性のある文章の読み 生活日記を書く 漢字 |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
【漢字の復習】 漢字フラッシュカードを使って、これまで学習した漢字の読みの確認をする。可能であれば、漢字の音読みも練習する。 |
漢字フラッシュカードで漢字の読みの復習をする。 |
<活動2> |
【漢字仮名交じり文の読み】 Tに『風と太陽~イソップ物語より~』を黙読させる。(レベル別 日本語多読ライブラリー レベル0) 「どんなお話でしたか、先生に話してください」とストーリーを話させる。 Sが話ができない時は、内容についてのいくつかの質問をして答えさせる。
『風と太陽~イソップ物語より~』の会話の部分を抜いたプリントを用意し、会話部分をSに考えさせて、読ませる。
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Sは『風と太陽~イソップ物語より~』を音読する。
自分でストーリーを説明する。 できるだけ、単語ではなく文章で答える。
『風と太陽~イソップ物語より~』の内容を理解し、会話の部分を自分のことばで言う。
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<活動3> |
【作文指導】「生活日記②」(★JYL教材) 前回書いた日記の材料とモデル文を参考にし、穴あき作文を書かせる。
モデル文を読み、「~さんは、どうですか」と質問しながら、空欄に入ることばや表現をSに言わせる。 Sが言ったことを、Tは文に当てはめて、再度繰り返して言って、Sに聞かせる。Sの表現が間違っている場合、正しい言い方で修正して言う。 ワークシートに穴埋め作文を書かせる。 Sが書き終わったら、発表させる。
時間に余裕があれば、穴埋めした作文を、全文視写させる。 |
Tの質問に答える。
Tの言い方を聞く。
ワークシートの穴埋め作文を書く。
時間に余裕があれば、穴埋め作文を全文視写する。
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<活動4> |
【漢字】】「漢字の練習帳2年」⑩(基礎)(★JYL教材) 「漢字の練習」の、本時で学習する漢字を読ませる。 (強い、弱い、広い、近い、遠い、長い、高い)
簡体字と字形の違う漢字については、板書をし、違う箇所をSに指摘させる。 ※「強い、遠い、長い」が簡体字と字形が違う。
「漢字の練習帳」に1回練習させ、書き順や字形についてチェックをする。間違いがあるときは、丁寧に説明をする。
片面に「強い」もう片面に「弱い」というように、1枚のカードの裏表に、対になる形容詞を書いたカードを用意し、「反対ことば」を取るカルタをする。 (Tが「太い」と言う。Sが「細い」を取る。)
「漢字の練習帳」(★JYL教材)の漢字を含む文の読み練習をさせる。
≪もっと学習≫ 学習した漢字を含む短文作りをさせ、発表させる。 訓読みが覚えられたSには、プリントなど用意して音読みも指導する。
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本時の漢字を読む。
簡体字との字形の違いに気付き、発表する。
漢字練習帳に漢字の書きをする。字形の違いに注意する。
反対ことばの漢字カードでカルタをする。
学習した漢字を含む文の読みをする。
学習した漢字を含む短文を作る。 作った短文を発表する。
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語彙 |
名詞 |
<活動3>日記 視写 |
動詞 |
<活動4>強い、弱い、広い、近い、遠い、長い、高い |
形容詞 |
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その他 |
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文例 |
活動1 |
「読んでください」 |
活動2 |
「きょうは、この本を読みます」「何の話だと思いますか」「声に出さないで、心の中で読みます」「黙読と言います」 「どんな話でしたか」「先生に話してください」「たくさん/上手に/分かりやすく、話せましたね」「他に覚えていることがありますか」 |
活動3 |
「~さんは、どうですか」「~という言い方もありますね」「書いてください」「読んでください」「読むときは、どんな姿勢で読みますか」「声の大きさはどうですか」「読む速さはどうですか」 |
活動4 |
「見てください」「読んでください」「1,2,3・・・」「書いてください」「皆さんの国の漢字と同じですか、違いますか」「同じ」「違う」「文を作りましょう」 |
教材 |
テキスト |
★『風と太陽~イソップ物語より~』『レベル別日本語多読ライブラリー レベル0 Vol 2』クラス:入門 語彙数:350 文字数:~400 ★『かんじだいすき(2)~日本語をまなぶ世界の子どものために~』 ★『かんじだいすき(2)漢字・絵カード』 (公益社団法人国際日本語普及協会 AJALT) |
絵カード・教具 |
漢字フラッシュカード ★「生活日記②」『作文練習帳』 日中辞書 ★『漢字の練習帳(2)中国語訳付き』 |
備考 |
◆<活動2>これ以前の活動では、日本語のリズムに慣れ、単語のまとまりとして文を読むことに重点があり、「音読」をさせていたが、流暢に読めるようになれば「黙読」にして、より長い文章の内容を理解させる練習をさせたい。内容理解の確認の仕方を、ここでは会話の部分を抜いたプリントを用意し、そこに児童自身にことば(キーワード)を当てはめさせる方法で行っている。★『読書へのアニマシオン 75の作戦』(M・M・サルト 柏書房)には、様々な読書活動が紹介されているので、参考にされたい。
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