毎回取り入れる内容 |
朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。 例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」 今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど) |
トピック等 |
私のこと、先生のこと、あいさつ |
目標 |
自分の名前や国の名前を言う/先生や友だちの名前を知る、あいさつ |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<導入> |
自分を指さして「わたし」、名札を指さして「山田」、「私は山田です。どうぞよろしくお願いします」と言う
?カードを示しながら、「○○さんですか」と尋ね、○カードを示しながら「はい、そうです」、×カードを示しながら「いいえ、○○じゃありません」と応答のし方を示す。もう一度Sに「○○さんですか」と尋ね返事を待つ。学習者がジェスチャーのみの場合は、それを認め講師が言葉を補う。 ぼく、わたしの絵カードを見せ、「ぼくは○○です」「わたしは△△です」と導入する。女の子のカードに「これはぼく?」などと聞いて、「はい」「いいえ」を言わせる。
S1の前で、(視線を合わせるように立ち)、「私は山田です。どうぞよろしく」と言い、S1からも「○○です。どうぞよろしく」という言葉を引き出す。S2、S3も同様にする |
Tの話を聞く
Tの質問に答える(ジェスチャーでも良い) 「はい、(そうです)」「いいえ(、○○じゃありません)」
「わたし(ぼく)は○○です。どうぞよろしく」と言う
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<活動> |
出身国や所属など「私は○○です」」のバリエーションを増やすよう、Sとやりとりをする。 胸に手を当て、「私は○○中学の先生です。○○さんの先生です」、手をSの方に差し出し、手の平を上に向けて「○○中学の生徒です」と言い、リピートさせる。板書し、もう一度TとSとで練習する。
日本の地図を指さし「日本人です。35歳です」と言い、吹き出しの中に書き加える。もう一度繰り返し、「○○さんは?」と聞く。赤ちゃんのイラストを見せ、「0歳です」と言い、年齢の言い方に気づかせる。黒板に「13歳」「14歳」(ローマ字で読み方を書く)と書き、「13歳ですか、14歳ですか」と尋ねる。
同様に「~人」「中学生」「○年生」「△組」「○年△組」などの言い方を練習。最後にまとめとして会話シートを読む
その他、朝昼晩の絵カードであいさつの練習をする。職員室など「失礼します」の機会があったら練習する。 |
Tの話を聞く。「フィリピン」、「ブラジル」など自分の国の名前を教師の発話を真似して言う。 年齢の言い方を理解し、自分の年齢を言う「13歳です」
「○○中学校」
「1年生」「2年1組」
Tの後について言う 会話シートを読む |
語彙 |
名詞 |
わたし ぼく ○○さん ○○先生 先生 生徒 小学生 中学生 国 日本 ブラジル ペルー 中国 フィリピン ベトナム ~人 ~歳 学校の名前 ○年生 △組 ○年△組 何歳 起立 礼 着席 |
動詞 |
始めます 終わります |
形容詞 |
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その他 |
どうぞよろしくお願いします 数字の読み方 おはようございます おはよう こんにちは こんばんは どうぞ すみません はい いいえ さようなら じゃ、また またあした ありがとうございました すみません 失礼します 失礼しました |
文例 |
表現① |
私は Nです |
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私はエリスです / フィリピン人です / 13歳です |
表現② |
NのN |
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○○中学校の生徒です |
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私(ぼく)の先生 |
表現③ |
Nですか? はい、そうです / いいえ、Nじゃありません。 Nです。 |
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「1年生ですか」「はい、そうです」 「ジャンスさんですか」「いいえ、ジャンスではありません。ジョンルです」 |
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ありがとうございました ありがとう すみません、貸してください。 はい,どうぞ。 ありがとうございました。 |
表現④ |
Nは 疑問詞ですか |
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「国はどこですか」「フィリピンです」 / 「お国はどちらですか」「フィリピンです」 |
教材 |
テキスト |
★『こどものにほんご1』 1~12ページ ★『日本語学級1』 26,27,48,49ページ ★『ひろこさんのたのしいにほんご1』 2~13ページ ★『にほんごをまなぼう』 6~11ページ,18,19ページ |
絵カード・教具 |
○・×・?を書いたカード 名刺や名札 世界地図 Tの似顔絵 (用意ができれば)Sの似顔絵 ★『朝』 ★『昼』 ★『夜』 ★『感謝の気持ちを伝える』 ★『謝罪を伝える』等、場面が分かる絵カード |
備考 |
初日は「この先生がいてくれるなら,日本の学校でも大丈夫」と安心感をもたせるため,笑顔で接する。できたらほめる。ハッピーメモなど、家にもって行けるものを渡し、がんばりを励ましてもよい。 必要に応じて3回目の教案「いいこと・だめなこと」を先に扱う。特に声を出す、先生の方を見る、日本語を話そうとする、などと「いいこと」は1回目から取り上げ励ましていく。 |