こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
中学生
30時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の数字(カードや板書を利用して、全員で音読するなど)
トピック等 テスト
目標 テストのやり方やテストに関する言葉がわかる、先生の指示がわかる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 「今からテストをします。問題用紙を配ります」と言って、数学(または漢字)のごく簡単な問題用紙を配る。「まだ見ないでください」と言い、発話を板書。支持が理解できたか確認する。

答えあわせをした後で、「何問できましたか。何点取れましたか」と尋ね、さらに、「何問できましたか」「何点取れましたか」と板書し、「何問」「何点」の言い方に気づかせるとともにSから発話を引き出す。

テストの手順を振り返り、「問題用紙」「答案用紙」「配ります」「まだ見ないでください」「何問」「何点」「マル」「ばつ」などテスト特有の言葉に注目させ、練習させる
「えーっ、テスト?」「いやだ」「数学?ぼく、数学好き。テストやりたい」
「まだ、見ないで」「まだ、だめだよ」と「まだ」の意味を知る


「10問全部!」「3問だけ…」




「問題用紙」「答案用紙」「配ります」「まだ見ないでください」「何問」「何点」とTの後でリピート
<活動> 「何点取れたかな、もう一度教えて」と声をかけ、一人ずつ言わせながら、「そう、S1さんは9点取れたんだね。S2さんは8点?」等とリキャスト。「取れる」という言い方に今一度注目させる。

「取ります→取れます」「じゃ、書きますはどうかな?考えてみて」以下、いくつかの既習の動詞で練習させる

私が問題用紙を配ったとき、どう思いましたか」と言い、「先生が問題用紙を配ったとき」と板書。続きを考えさせ、Sの発話を(間違っていてもそのまま)板書していく。間違いに気づいたSがいたら、訂正させる。
「ぼく、3点」「わたし10点とりました」「ぼくは8点だった」




「書きます」「読めます」「話せます」「言えます」「歌えます」
体育関連「走れます」「飛べます」「投げられます」

「いやだと思った」「やりたくないと思った」「どきどきした」「簡単だと思った」「心配だった」「難しかった。だけどがんばった」等、自由に発言させ、クラスメイトと気持ちを共有する
語彙 名詞 テスト テスト範囲 問題 問題用紙 答案用紙 時間 漢字 点 ○(まる) ×(ばつ) ~問
動詞 がんばります やります 分かります 配ります どきどきします
形容詞  
その他 まだ
文例 構造① Ⅰ 可能形
  漢字が読めませんでした
  朝、漢字の小テストがありました。全部書けました
  文章題が難しくて、最後までできませんでした
構造② Ⅱ Vたとき、~ 
  先生が問題用紙を配ったとき、どきどきしました
  問題を見たとき、大丈夫だと思いました
構造③ Ⅲ ~けれども(けど)、…
  テストは難しかったけど、がんばりました
  きのうの夜12時まで勉強したけど、テスト範囲の勉強が終わらなかった。
  Ⅳ ~と思いました(感想を述べる)
  問題を見たとき、難しいと思いました
教材 テキスト  
絵カード・教具 数学や漢字など簡単なテスト
無料で使える中学学習プリント http://chugaku.manabihiroba.net/  (リンクフリー)
備考 「~てください」の練習を重点的に行い、「~ましょう」や「~ないでください」の形の練習は、日を改めて行うとよい
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