毎回取り入れる内容 |
はじめ |
始業の挨拶 健康観察「げんきですか」/「げんきです」「げんきではありません」「あたまがいたいです」「おなかがいたいです」 前時の宿題を提出「宿題を提出してください」 数詞・助数詞③(~匹、~本)フラッシュカードを読む。 |
おわり |
宿題の指示 カタカナことばの読み練習(「ことばの練習帳(カタカナ)」★JYL教材) 「漢字の練習帳2年」の⑤⑥「文を書きましょう」(★JYL教材) |
トピック等 |
のばす音(カタカナ) |
目標 |
①のばす音の入ったカタカナのことばが読める/書ける ②漢字仮名交じりの短い文章を読んで理解できる ③二年生の漢字が読める/書ける ④基本的な数字の読みを知る(一人、二人・・・) |
学習内容 |
カタカナ長音の文字・ことば 短い文の読み 漢字 基本的な数字の読み |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
【前時の復習】 「ことばの練習帳(カタカナ)」対応の聴写テスト(★JYL教材)をさせる。 黒板に答え合わせをし、正しい答えをSに読ませる。
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Tが言うことばをよく聞き、聴写テストをする。(聞いて書く) テストの採点をする。間違えたところを赤ペンで書き直す。 黒板に書かれた答えを、Tの指示で読む。
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<活動2> |
【漢字仮名交じり文の読み】 Tは、『木村家の毎日 一郎、学校で』のCDと一緒にSにも音読させる。(レベル別 日本語多読ライブラリー レベル0) ※CDが用意できない時は、Tと一緒に読ませる。 内容に関するいくつか簡単な質問をする。(質問例は、備考欄参照) Sが単語で答えた場合、文章で答えられるように、ことばを足したり、モデルになる言い方を示したりする。
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Sは『木村家の毎日 一郎、学校で』を読む。
Tの質問に答える。 答えられない時は、本を確認し直す。
できるだけ、単語ではなく文章で答える。
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<活動3> |
【カタカナのことばの読み】 Tは、「はと/ハート、ビル/ビール、ちず/チーズ、すき/スキー、かど/カード」など、短音と長音のことばを対比させて板書する。 伸びる音の―は一拍になるということを捉えさせながら、強調して読む。 Sにも同様に読ませる。
「ことばの練習帳(カタカナ)」の長音をSに読ませる。
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Tが発音することばをよく聞く。
Tの指示に従い、拍に気をつけながら読む。
「ことばの練習帳(カタカナ)」の長音を読む。 |
<活動4> |
【カタカナのことばの書き】 Tは黒板に横書きと縦書きでプールと書く。横書きと縦書きでは、カタカナの伸びる音の記号は横書きのときは「-」、縦書きのときには「?」になることを視覚で捉えさせる。
ノートに縦書きと横書きで長音のことばを書かせる。
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Tが黒板に書くのを見ながら、横書きと縦書きでは違うことを捉える。
ノートに縦書きと横書きで長音のことばを書く。 |
<活動5> |
【漢字】「漢字の練習帳2年」⑤⑥(基礎)(★JYL教材) 漢字カードで、前時に学習した漢字の読みの復習をする。
「漢字の練習帳」の、本時で学習する漢字を読ませる。 (何、万、台、数える、前、後ろ、体、頭、顔、首、毛、声、心、元気、言う)
簡体字と字形の違う漢字については、板書をし、違う箇所をSに指摘させる。 ※「後、頭、顔、言う」が簡体字と字形が違う。 「漢字の練習帳」に1回練習させ、書き順や字形についてチェックをする。間違いがあるときは、丁寧に説明をする。
「漢字の練習帳」(★JYL教材)の漢字を含む文の読み練習をさせる。
≪もっと学習≫ 学習した漢字を含む短文作りをさせ、発表させる。 訓読みが覚えられたSには、プリントなど用意して音読みも指導する。
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漢字カードを読む。
「漢字の練習帳」の本時の漢字を読む。
簡体字と字形が違う漢字を見つけ、形の違う箇所を発表する。 字形の違いに注意し、書き練習をする(1回)。 間違っている時は、Tの指示に従って直す。
学習した漢字を含む文を読む。
学習した漢字を含む短文を作り、発表する。友だちの作った文を聞いて、間違いを直し合ったりする。 |
<活動6> |
【数字】(数詞・助数詞④)和語起源の数詞。 生徒を数える。ひとり、ふたり・・・ ひらがなでも示す。 |
Tの後に続いて数える。 |
語彙 |
名詞 |
<活動2>「ことばの練習帳」の当該ページのことば:(ア段)ギター、カーテン、パトカー、ハンバーガー、ヘリコプター (イ段)スキー、ゼリー、チーズ、ワンピース、アイスクリーム (ウ段)プール、スープ、ルール、ルーペ、スプーン (エ段)ケーキ、リレー、テーブル、セロテープ、モノレール (オ段)ノート、ボールペン、ユニホーム、ヨーグルト、バスケットボール <活動3>縦書き 横書き のばす音 <活動4>桜 <活動5>何、万、台、前、後、体、頭、顔、首、毛、声、心、元気 <活動6>?人 |
動詞 |
<活動2>伸ばす <活動4>咲く <活動5>数える 言う |
形容詞 |
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その他 |
はじめに |
文例 |
活動1 |
「聞いてください」「カタカナで書いてください」「赤ペンを出してください」「○を付けてください」「点を書いてください」「何点ですか」 |
活動2 |
「きょうは、この本を読みます」「初めに、CDを聞きます。指で追って聞いてください」「CDと一緒に読んでください」「上手に読めましたね」「一郎は何年生ですか」「一郎と京子では、どちらが数学が分かりますか」「一郎は書道が上手ですか、下手ですか」「一郎は走ることが速いですか」「何時に家に帰りますか」 |
活動3 |
「よく見てください」「伸ばす音は(-)と書きます」「縦に書くときは(I)と書きます」「横に書くときは(-)と書きます」「書いてください」 |
活動4 |
「読んでください」 |
活動5 |
「見てください」「読んでください」「1,2,3・・・」「書いてください」「中国語と同じですか、違いますか」「同じ」「違う」「文を作りましょう」 |
活動6 |
「数えてください」「何人いますか」 |
教材 |
テキスト |
『木村家の毎日 一郎、学校で』★『レベル別日本語多読ライブラリー レベル0 Vol 1』 クラス:入門 語彙数:350 文字数:~400 ★『かんじだいすき(2)~日本語をまなぶ世界の子どものために~』 ★『かんじだいすき(2)漢字・絵カード』 (公益社団法人国際日本語普及協会 AJALT) |
絵カード・教具 |
聴写テストシート 50音表(ひらがな/カタカナ) カタカナカード ★『ことばの練習帳(カタカナ)』 ひらがなカード 漢字カード ★『漢字の練習帳(2)中国語訳付き』 ~人と数えられるレアリア |
備考 |
◆<活動2>ここでは、レベル別多読ライブラリーの『木村家の毎日 一郎、学校で』を指導に使っているが、同程度のレベルの別の読み物に変えても良い。まとまった文章の読みに慣れてきているので、読んだ文章についていくつかの質問をして内容確認をする。その際に「はい/いいえ」で答えられる質問[閉じた質問)ではなく、文で答えなければならないような質問(開いた質問)をするように心掛けたい。
◆<活動6>中国語には助数詞があるので、子どもは助数詞の概念が理解できているが、日本語とは異なる漢字を書くので注意が必要である。日本語での「人」は、中国語の場合「个人」を使う。小学校高学年や中学生であれば、中国語との対比で指導をした方が分かりやすい。ここで学習するのは、和語起源の数詞であり「ひとり、ふたり」の言い方は特殊な言い方であるので、気をつけたい。 |