こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生低学年
120時間
文字語彙編
毎回取り入れる内容 はじめ 「おはようございます」「にほんごのべんきょうをはじめます」「あいうえおの歌を歌います」「元気ですか。」「○月○日。天気は○○。」※10「今日昨日明日・天気」のために日付と天気は口頭と板書で示しておく。
おわり 今日の活動を振り返る。教師の真似をして少しずつ友だちや活動にコメントを言う練習をする。今日の日付をカレンダーで確認し、あいさつをする。終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」
トピック等 動物1
目標 50音表の音の体系を知る / 動物の名称が言える / 形状の比較
学習内容 動物の名前を言う  大きさを比べる  単語と文字の一致
参考教案 活動内容 講師 学習者
<活動1> 動物の絵カードを示して、「いぬ」「ねこ」とゆっくり言う。

カードを、一部だけ見せたり、一瞬だけ見せたりなど、見せ方をいろいろに変え、繰り返し言わせる。

50音表を黒板に貼り、「いぬの「い」」と言いながら、「い」を指す
同様に「ぬ」「ね」をした後、「ねこの「こ」は?」とSに問いかけ、
50音表の中から「こ」を見つけさせる。
動物の絵カードを見て、Tと一緒に「いぬ」「「ねこ」と言う。
絵を見て、「いぬ」か「ねこ」か判断して言う。


50音表を見る。
Tと一緒にそれぞれの音に対応する文字を探す。
「こ」を見つけて指さす。
<活動2> 大きさの違う動物、ゾウといぬを示し「ゾウ。いぬ。大きい。小さい」と言い、Sにもリピートさせる。「ゾウは大きい。いぬは小さい」と文でも繰り返す。

きりん・ねこ、うま・ねずみ、くま・かえる等で「大きい・小さい」を定着させる。

ぞうと犬を示し「大きい。小さい」、その後、犬とねずみを示し「大きい。小さい」と言い、「犬はねずみより大きい」ということに気づかせ、Sにもリピートさせる。
「ゾウ」「犬」「大きい」「小さい」、「ゾウは大きい。犬は小さい」と、Tの後についてリピートする。


「きりん」「ねこ」「大きい」「小さい」「きりんは大きい。猫は小さい」…

比較対象が変わったことに気付く。
Tの後について「犬はねずみより大きい」と言う。 
<活動3> 「いぬ」「ねこ」「うし」「くま」「きりん」など、動物の文字カードを示して、「これは何ですか」と問いかけ、50音表の中から、文字を探させる。探せたら、絵カードを示し、音と意味をつなげ、もう一度発音させる 文字カードを見て、50音表の中から、「犬」の「い」と「ぬ」を探す
他の文字カードにも挑戦する
<活動4> 『ねずみくんのチョッキ』や『てぶくろ』など、動物の出てくる絵本を読み聞かせる
読み終わった後、動物の名前を確認する
絵本を見る

動物の名前を言う
<活動5>  
語彙 名詞 犬 猫 ねずみ 象 きりん うさぎ 馬 牛 きつね 熊 蛙 狼
動詞  
形容詞 大きい 小さい 
その他  
文例 活動1 これは何ですか。そうですね。
活動2 ~は~より大きい。
活動3 これは何ですか。そうですね。「あいうえお表」のどこにありますか。
活動4 これは何ですか。そうですね。「かえる」ですね。
活動5  
教材 テキスト 絵本『ねずみくんのチョッキ』(偕成社)、『てぶくろ』(ロシア民話、福音館書店)
絵カード・教具 ひらがな50音表 ひらがなフラッシュカード ★『動物カード』(くもん出版) 
備考 形状の比較「~は~より大きい」は、分析的に教えず、Tの後についてリピートできたらよしとする。
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