毎回取り入れる内容 |
はじめ |
おはようございます」「「日本語の勉強を始めます」「元気ですか」「あいうえおの歌を歌います」 時間があれば、これまでに習った文字や言葉の読みを復習する。 |
おわり |
今日の活動を振り返る。教師の真似をして少しずつ友だちや活動にコメントを言う練習をする。今日の日付をカレンダーで確認し、あいさつをする。終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」 |
トピック等 |
教室の中1 |
目標 |
ひらがなを1文字ずつ書く練習「た行」 / 教室の中の名称が言える / 位置の言葉・行為の適切性が分かる |
学習内容 |
ひらがなパズル「さ行」 教室の中のものの名称を言う 位置を言う いい・だめ・あぶないを言う 書く練習「た行」 |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
「さ」「し」「す」「せ」「そ」のパズルを机の上に並べ、「パズルをします」と言ってやってみせる。「これは、こう。これは、こう。これは「さ」です」
「はい、どうぞ」と言いながらSにピースを渡し、「さしすせそ」を作ってください」と言う。パズルが完成したら、読み方も聞く。 |
パズルを完成する。 |
<活動2> |
机を指して、「机。これは机です」、椅子を指して、「椅子。これは椅子です」。黒板を指して、「黒板。これは黒板です」と言い、3つの単語が定着するまで繰り返す。
机を触って、「これは?これは何ですか?」「そうですね。机です」。Sの場所から机を指すジェスチャーを入れて、「それ。それは机です」。黒板を触って、「これは何ですか」「そうですね」。Sの場所から、「それは黒板です」。 「これは何ですか」「そうです!椅子です」Sの場所から、椅子を指さし、「それはいすです」と言う。
時計、本棚、まどなど、同様に、3語入れて定着したら、「これ」「それ」をつかったQ&Aをする。Sが知りたがっていたら、さらに「これ・それ」を使って聞かせてもいい。「これは何ですか」を覚え、自ら語彙が増やせるようにする。
最後に、きょう学習した語をポストイットに書いてSに貼らせ、文字と音と物が結びつくようにする。 |
「つくえ」 「いす」 「こくばん」 「机です」
「黒板です」
「それはいすです」
「とけい」
(Tの手元)「それは何ですか」 |
<活動3> |
机の配置などを利用してその場所を指しながら、「~さんのまえ。~さんのうしろ。みぎ、ひだり」。馴染んできたら、Sに指示した位置を触らせる。上手くできるようになったら、役割を交代する。列を増やして、「真ん中」を入れる。「方位すごろく」をしても楽しい。 |
指示された位置を触る。
役割を交代して、指示を出す。 |
<活動4> |
SSTカードを示して行動の適切性、危険性を確認する。それぞれの絵を見せ、「いい」「だめ」「あぶない」などを言わせる。 |
「いい」… 「だめ」 |
<活動5> |
「今日は「たちつてと」を書きます」と言い、文字カードを示して、「読んでください」と言い、Sと一緒に読む。ランダムに読ませてもよい。
50音表を示し、節をつけて)「♪あ~いうえお、~、~、たちつてと」と歌う。 「見てください。「た」」と言いながら書き、まず字形に着目させる。もう一度書きながら、「いち。横線。に。縦線。さん。し」と言い、書き順を知らせる。「はい、手を出してください」と言い、一緒に何回か空書きする。
「はい、ノートに書いて下さい」と言い、なぞり書き、鉛筆書きさせる。「ち」~「と」も同様に行う。あ行~さ行で似ている文字の復習を入れるといい。 |
「た」「ち」…「たちつてと」
「♪あ~いうえお、たちつてと」と歌う。
Tと一緒に空書きする。
ノートになぞり書き、鉛筆書きする。 |
語彙 |
名詞 |
机 椅子 時計 本棚 入口 出口 窓 電気 黒板 前 後ろ 右 左 真ん中 これ それ (あれ) |
動詞 |
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形容詞 |
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その他 |
いい だめ あぶない なんですか |
活動1 |
パズルをします ~を作ってください。 |
活動2 |
「机。これは机です」 「椅子。これは椅子です」 「黒板。これは黒板です」 「これは~?これは何ですか」 「そうですね。机です」「それは机です。それ」 「これは何ですか」 「そうですね。それは黒板です」 「これは何ですか」 「そうです!椅子です」 「それは椅子です」 「時計、これは時計です」 「それはノートです」 「それは何ですか」 |
活動3 |
「~さんのまえ」 「~さんのうしろ」 「~さんのみぎ」 「~さんのひだり」 |
活動4 |
「いい」 「だめ」 「あぶない」 「言ってください」 |
活動5 |
今日は「たちつてと」を書きます 「言ってください。た」 「♪あ~いうえお、たちつてと」 「いち。よこせん。に。たてせん。さん。し。はい、手を出してください」 「はい、ノートに書いて下さい」 |
教材 |
テキスト |
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絵カード・教具 |
ひらがな50音表 数字フラッシュカード さ行のパズル 漢字練習ノート 位置詞絵カード SSTカードあぶない場面 ★『方位すごろく』 |
備考 |
「方位すごろく」:5列5行くらいの升目とコマ(消しゴムなど)とサイコロ(「まえ」「うしろ」「みぎ」「ひだり」「2」「×」を書いておく)を用意。スタートを真ん中に定め、ゴールを四隅のどこかに決めてすごろくをする。「2」は2回ふる。「もう一度、どうぞ」。「×」は休み。ダメ、そのまま。 SSTカード(エスコアール社):ソーシャルスキルトレーニングカード。ほうきを振り回している絵、授業時間中に騒いでいる絵などがある。 |