毎回取り入れる内容 |
はじめ |
おはようございます」「「日本語の勉強を始めます」「元気ですか」「あいうえおの歌を歌います」 時間があれば、これまでに習った文字や言葉の読みを復習する。 |
おわり |
終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける(曜日ごとに色を統一。月曜は黄色、火曜は赤など)。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」 |
トピック等 |
日付 |
目標 |
ひらがなで単語を書く練習 / 日付を表す言葉が言える / 長音・促音 |
学習内容 |
日付を言う・書く |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
「きょうは何月何日何曜日ですか」と尋ね、上手に言えたらほめる。新しいカレンダーを見せ、「では、これは?」と1月を指し、Sに言わせる。言えなければTの後について言わせる。同様に12月まで行う。
9月の「9」は「きゅう」ではなく「く」と読むことを注意。10月、11月、12月の長音の入る月も「じゅがつ」「じゅいちがつ」になったりしないよう、Tのあとについて言わせたり、一緒に言ったりする
ワークシートを配り、月の下に読み方を書かせる。子どものレベルにより、あらかじめいくつかの月を埋めておくとよい。 |
「いちがつ」「にがつ」「さんがつ」「よんがつ?」「しがつ」…
「くがつ」「じゅうがつ」「じゅういちがつ」「じゅうにがつ」
ワークシートの空欄に月の読み方を書く |
<活動2> |
カレンダーの今日の日付を指し、「きょうは?」と言い、「○月○日です」と言わせる。日付のうち、規則的な読み方をするものを示して、「何日ですか。読んでください」と指示。「じゅういちにち」「じゅうににち」「じゅうさんにち」…と読ませる。
特別な読み方をする日に色付けしたカレンダーを黒板に貼り、「先生と一緒に読みましょう」と言って、カレンダーの日付を指しながら、1日から10日までと、14日、29日、20日、24日、29日の日付を読む。1日~10日は手で2拍子のリズムを取りながら、「つい たち」「ふつ か」「みっ か」…と読むと分かりやすい |
「しちがつ じゅうくにちです」
「じゅういちにち」「じゅうににち」…
Tのあとについて「ついたち」…「とおか」「じゅうよっか」「じゅうくにち」「はつか」「にじゅうよっか」「にじゅうくにち」と読む Tと一緒にリズミカルに1日~10日まで言う。 (あるいは「10人のインディアン」の曲に合わせて歌う) |
<活動3> |
色を塗るためのカレンダーを配布する。4日、14日、24日を順に指し、Sに読ませ、「赤で塗ってください」と言い、赤い色鉛筆を示す。次に、19日と29日を指して発音させ、「緑で塗ってください」と指示する。20日を指して発音させ、「黄色で塗ってください」と言う。1日~10日も同様に指示をして色を塗らせる。
色を塗り終えたら、色を塗った日付の言い方を練習をさせる。 |
Tの指示に従い、カレンダーを色分けする。 |
<活動4> |
ワークシートを配布し書く練習を行う。ノートに書かせてもよいが、十字の罫線があるものを使用すると促音や拗音の書き方が分かりやすい。 「3日」の日付を示して読ませる。「「みっか」はこう書きます」「つは小さいです」と言い、板書する。「では、ノートに書いてください」 |
「みっか」 ノートに書く。 |
<活動5> |
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語彙 |
名詞 |
1月 2月 3月 … 1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 11日…14日…19日 20日…24日…29日 |
動詞 |
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形容詞 |
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その他 |
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文例 |
活動1 |
「きょうは何月何日何曜日ですか」 「では、これは?」 「いっしょに言ってください。いちがつ」 |
活動2 |
「これは11日、12日、13日、15日…じゃあ、これは?」 「そうですね。それでもわかりますが、これはじゅうよっかといいます。じゃあこれは?」 「そうですね。にじゅうよっか」 「これはついたち(1日)~とおか(10日)」 |
活動3 |
「4日と14日と24日を赤で塗ってください」「19日と29日を緑で塗ってください」「20日を黄色で塗ってください」「1日を青で塗ってください」… |
活動4 |
「みっか。みっかはこう書きます。「つ」は小さいです」「大きい「つ」は「みつか」と言います」「では、ノートに書いて下さい」 |
活動5 |
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教材 |
テキスト |
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絵カード・教具 |
ひらがな50音表 日付フラッシュカード カレンダー 漢字練習ノート ★ワークシート『日付の言い方』 |
備考 |
低学年では言えなくてもいいが、できれば初期指導の段階で日付を聞いて分かるようにしておき、学校の学習場面で母語話者に遅れをとらないようにしたい。 日付の言い方は、「10人のインディアン」の曲に乗せて歌うと飽きずにできる。10日の後は、14日、20日、24日と歌う。 |