こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生低学年
120時間
文字語彙編
毎回取り入れる内容 はじめ おはようございます」「「日本語の勉強を始めます」「元気ですか」「あいうえおの歌を歌います」
時間があれば、これまでに習った文字や言葉の読みを復習する。
おわり 終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける(曜日ごとに色を統一。月曜は黄色、火曜は赤など)。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」
トピック等 世界の国々
目標 カタカナを知る(ひらがなと似ているカタカナ) / 国名
学習内容 音と文字のマッチングをする  カ キ コ シ セ ツ ニ ヘ モ ヤ リ
参考教案 活動内容 講師 学習者
<活動1> 世界地図を示して「にほん」「「アメリカ」「ブラジル」と言い、Sにもリピートさせる。

世界地図の上で飛行機の絵カードを動かして、「S1さんはブラジルから来ました」「S2さんはペルーから来ました」。Tのペープサートを加えて、「先生は、来週韓国に行きます」と言う。もう一度、クラスの子の似顔絵を移動させて、Sに言わせる。。

子どもに馴染みの深い国から導入する。地図だけでは分らない場合、国旗や民族衣装を着た人の絵もあるといい。日本を基点に「来る」「行く」を使う。助詞は統一して使う。「~から来ました」、「~へ行きます」/「~に行きます」。「に」と「へ」を混ぜて言わないようにする。
「にほん」「アメリカ」…と地図で示された国名を言う。



自分が来た国を言う「「ブラジルから来ました」「ペルーから来ました」…
「韓国に行きます」「アメリカに行きます」…
<活動2> 「アメリカはこう書きます」と言いながら、文字カードを示し、「「アメリカ」です」と言い、地図上に貼る。「「日本」はひらがなです。「カナダ」はカタカナです。「韓国」はひらがなです。「ブラジル」は?ひらがなですか?カタカナですか?」「そうですね。カタカナです」

*「アメリカ」「にほん」「カナダ」「かんこく」などを文字で示し、いつカタカナを使うか気づかせる。
「カタカナ!」
<活動3> 「ア」「メ」「リ」「カ」の文字カードを黒板に貼り、「これは「アメリカ」です」と文字を指しながら読む。「ア」をひらがな50音表で探させ、隣に貼る。同様に「メ」「リ」「カ」をする。

「そうですね。似ていますね」「今日はひらがなと似ているカタカナを練習します」。「キ」「コ」「シ」「セ」「ツ」「ニ」「ヘ」「モ」「ヤ」のカードを1枚ずつ出して、「これは何ですか」と言い、Sに考えさせる。競争させて、ゲームのようにすると楽しい。
「リは同じ!」「カは似ています」


Tが示すカタカナに似たひらがなを表から探す。
<活動4> 「「カ」はこう書きます」と言いながら、ひらがなのような「カ」を書く。「この「カ」はいいですか?」とSに尋ねる。

「どうしてダメですか?」。正しい「カ」を指し、「カタカナは、カクカクしています。まるくないですね」と言い、平仮名と違って、カクカクしていることに気づかせる。
「だめです」


「…」
<活動5> 「アイウエオのパズルをします」(50ピースのパズルを渡す)「速くできるかな。はい、始め」と言い、タイムを計る。今日の文字以外はピースを予め埋めておく。 「アイウエオ」のパズルをする。
語彙 名詞 アメリカ イギリス カナダ ドイツ フィリピン ブラジル ペルー ポルトガル ロシア 日本 中国 韓国
動詞  
形容詞  
その他  
文例 活動1 「S1さんはブラジルから来ました」 「S2さんはペルーから来ました」 「先生は、来週、韓国へ行きます」
活動2 「アメリカはこう書きます」 「「アメリカ」です」 「「にほん」はひらがなです。「カナダ」はカタカナです。「かんこく」はひらがなです」 「「ブラジル」はひらがなですか?カタカナですか?」 「そうですね。カタカナです」
活動3 これは「アメリカ」です 「そうですね。今日は似ているカタカナを練習します」 「これは何ですか」
活動4 「「カ」はこう書きます」 「この「カ」はいいですか」 「どうしてダメですか」 「カタカナは、カクカクしています。まるくないですね」
活動5 「「アイウエオ」のパズルをします」 「速くできるかな。はい、はじめ」
教材 テキスト  
絵カード・教具 ひらがな・カタカナ50音表両方 カタカナフラッシュカード 世界地図 ペープサート ★『のりものカード』(くもん出版) 各国の文字カード
カタカナパズル(アポロ社) ★ワークシート『世界の国々』
★絵カード『ひらがな&カタカナ』
備考 カタカナがあることを理解する。読み練習。ひらがなのあとにまたカタカナを同じ量だけ見て驚くが、似ている文字があることに着目させる。
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