こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(友だち、遊び歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の言葉「外へ行こう」「サッカーやろう」「仲間に入れて」「うん、いいよ」(絵カードを見て、全員で言う)
トピック等 掃除
目標 掃除の時間に使われるいろいろな言葉を覚える
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 掃除機で掃除をしている絵カードを見せ、「そうじをします」と言い、「みなさんのうちでは誰がそうじをしますか。S1さん、そうじをしますか」など、そうじの経験について言葉を引き出す

「皆さんはそうじがすきですか。私はそうじが好きです。きれいになりますから、気持ちがいいです。そして、嬉しいです」など、そうじにプラスのイメージを持たせるような言葉掛けをする

時間割表を見せ、学校にも掃除の時間があることを知らせる
「そうじをします」とリピート
そうじの経験について話す








学校には掃除の時間があることを知る
<活動> 「まず、机の上に椅子をのせます」と言いながら絵を黒板に貼り、Sにもリピートさせる。以下、「机を運びます」「ほうきで床を掃きます」「ちりとりでゴミをとります」「ゴミ箱にゴミを捨てます」「バケツに水を汲みます」「ぞうきんで机を拭きます」「ぞうきんを洗います」と掃除の手順に沿って黒板に絵を貼っていく。

「教室の中が少し汚いですね。みんなできれいにしましょう」と言葉をかけ、みんなで実際に掃除をする。※掃除道具がなければ、ぞうきんで机を拭くだけでもよい
最後に「きれいになりました。ごくろうさま」と声をかける
Tの後についてリピートする
「机の上に椅子をのせます」「机を運びます」…





バケツに水を汲んだり、ぞうきんを絞ったりなど、動作と言葉を結びつけながら掃除をする


きれいになり、Tにも認められたことを喜ぶ
語彙 名詞 ごみ ほうき ちりとり 雑巾 バケツ ごみ箱 床
動詞 掃きます 捨てます 拾います 洗います 汲みます 絞ります 消します 始めます 
形容詞 きたない きれいな
その他 よく
文例 表現① ~(道具)で、~
   ほうきで床を掃きます
   ちりとりでごみをとります
   雑巾で机を拭きます
表現② て形+ください(依頼)
   バケツに水を汲んでください
表現③ ~になる(変化を表す)
   きれいになりました
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.48-p.49
絵カード・教具 「机の上にいすをのせる」「机を運ぶ」「ほうきで床をはく」「ゴミ箱にゴミを捨てる」「バケツに水を汲む」「ぞうきんで机をふく」「ぞうきんを洗う」の絵を用意する
備考 文化によっては生徒に掃除をさせないところもあるので注意。生徒に掃除をさせる国は東アジアに多いようだ。また、ほうきやちりとり、ぞうきんの扱いも初めてという児童も多いだろう。みんなできれいにする、きれいになると気持ちがいいという経験をさせたい。
♣低学年の指導計画例No.25と同様の内容です。
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