こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の言葉「右側を歩きます」「横断歩道を渡ります」「飛び出しません」(絵カードを見て、全員で言う)
トピック等 けんかと仲直り
目標 けんかの経験を表現する言葉を知る
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> けんかをしているところの絵を貼り、「この2人は何をしていますか」と問いかける。
「2人はけんかをしています」と言い、「けんかをしています」と板書する。「言葉だけのけんかもあります」と言いながら、言い争っているところのイラストを貼る。

「皆さんも友だちとけんかをしますか。弟や妹、お兄さんやお姉さんとけんかをしますか」「どうしてけんかをしますか」
「…!」言いたくても言葉が分からなくて言えない様子


「けんかをしています」



「けんかしな~い」「お兄さんとけんかする」
「お兄さん、私の消しゴム取る」
<活動> 泣いている子どものペープサートを動かす。「どうして泣いていますか」「○○さんがぼく/私の背中をたたいたから」別の子どものぺープサートに向かって、「○○さん、エリスさんの背中をたたきましたか」「…」「どうしてたたきましたか」「エリスさんがぼく/私の髪を引っ張ったから」
Sの方を向いて「エリスさんと○○さんはけんかをしました」動作をしながら「エリスさんは○○さんの髪を引っ張りました」「○○さんはエリスさんの背中をたたきました」「どちらが悪いのかな」と問いかける。
「そうですね。2人とも悪いです。謝りましょう。ごめんなさい。2人は仲直りをしました」と言って、仲直りをしているところの絵を示す。

イラストを示しながら、「引っ張ります、押します、たたきます、噛み付きます、つねります、取ります、いいですか」と問いかける。「そうですね。悪いです。これからしません。約束してください」
ペープサートを見る








「髪引っ張った、エリスくんダメ」「○○さん、背中たたいたから悪い」
謝るときは「ごめんなさい」と言えばいいことを知る
「なかなおり」

Tと一緒にイラストを見ながら「引っ張ります、たたきます…」と言う
「悪い」
「これからしません」「約束します」
語彙 名詞 けんか なかなおり
動詞 引っ張ります 押します 取ります たたきます 噛み付きます 泣きます 謝ります つねります
形容詞 だいじょうぶ 悪い
その他 どうしたの ごめんなさい ごめんね いいよ すぐ
文例 表現① Vています
   泣いています
表現② Nが Vた
   友だちがぼくの背中をたたいた
表現③ ~から。(理由を表す表現)
   友だちがぼくの背中をたたいたから
   ○○くんがぼくの消しゴムをとったから
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.31
絵カード・教具 ★けんかをしているところ、仲直りをしているところのイラスト 引っ張る、たたく、かじるなど悪い行いのイラスト『けんかと仲直り』
備考 けんかをしたときをとらえて指導をすると効果がある
♣低学年の指導計画例No.37と同様の内容です。
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