こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の言葉「右側を歩きます」「横断歩道を渡ります」「飛び出しません」(絵カードを見て、全員で言う)
トピック等 (音楽)リコーダーを吹こう
目標 リコーダーの指使いを知る。楽譜を見ながら音階で歌うことができる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> テープ、または実演で「子犬のワルツ」などかわいらしい曲のリコーダー演奏を聴かせる。(曲は何でも良いが、ミッキーマウスマーチなど世界的に知られた子ども向けのものがよい) 

模範演奏の感想を聞いてどんなつくりの楽器か予想させる。実演した場合はリコーダーを見たり触らせたりして、音はどこから出ているか、など話し合わせる。 

各自に、個人持ち(持っていなければ貸与する)のリコーダーを持ってこさせ、正しい持ち方、指の押さえ方、姿勢などを説明する。  
知っている曲ならば体をリズミカルに動かしながら聴く。    模範演奏を聴いて感想を述べ、(テープの場合は)どんな楽器で演奏されたか予想する。  

実際にリコーダーを手に取って触り、小さな簡単な笛がきれいな音が出せることに興味をもって見る。



Tと一緒に指使いや息の出し方を練習する。
<活動> 正しい息の出し方(強く息を入れるのでなくトゥートゥーと声を出すつもりで)をシの音を出させてみる。次にラ→ソ→(真ん中の)ドの指使いを教え、音を出させる。親指がしっかり穴をふさいでiないと正しく音が出ないことを知らせ、目で見て確認させる。二つの音で3回づつ、交互に吹く、2回ずつ、1回ずつなどして慣れさせる                    

「簡単な曲を吹いてみよう」と言って黒板にメリーさんのひつじ」の楽譜を大きく書いた紙を貼る。(マグネット式5線譜黒板に書き込んでも良い)  

指使いをTが実演し、見てまねをさせ、違っていれば修正していく。 またタンギングをジェスチャーなどで伝え、何回か練習させる。 

運指表(購入時についてくる表)で、階名と指押さえがわかり、活用できることを知る。また「歌えることは吹けること」を伝え、階名で歌うこと(階名唱)に親しませる
最後に片付け方を知らせ、きちんとできるか見守る
Tの真似をして指で穴を押さえ、音を出す。1音ずつ、シ、ラ、ソ、ドができたら、タンギングに注意してできるように何回かくり返し、練習する。                




「メリーさんのひつじ」の音符の上に階名(ドレミ)をひらがな、または母国語でルビをふる。シラソラシシシ  ラララシシシ シラソラシシシ ララシラソ 

Tが実演したタンギングをトゥットゥッと声を出すようにして出すことを、見てまねをする。繰り返し練習する。                                    シ、ラ、ソ、ドの音の指番号(左手親指が0、人差し指が1など)を知り、運指表を見て、音階ごとに指で順番に押さえることがわかる。

唾液を振って落とすなどして片付ける。余裕があれば、掃除用の棒の使い、きちんと始末してからしまう。
語彙 名詞 リコーダー 「メリーさんのひつじ」 息 穴 指使い 指番号 タンギング
動詞  
形容詞 しっかり
その他  短く 長く きって 強く 弱く
文例 表現① Nを Vます/ましょう
   「メリーさんのひつじ」をみんなでふいてみましょう
   ドの音をふきます
表現② Nで (Nを) Vます
   ドレミで歌います
   ゆびで あなを おさえます
教材 テキスト 音楽教科書、
絵カード・教具 リコーダー、運指表、「メリーさんのひつじ」楽譜(リコーダーの練習曲集)、
備考 リコーダーは卒業まで、また中学でも合奏に使われている。また持ち運びに簡便・安価で、正しい音階が出る楽器であるので、うまく活用できると音楽系のクラブ活動などにも参加できる。「メリーさんのひつじ」など海外でも有名な曲を使うと良い。
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