こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
120時間
文字語彙編
毎回取り入れる内容 はじめ 「おはようございます(こんにちは)」と挨拶をした後、50音表を見ながら、桃太郎の節で「あいうえおの歌」を歌う
動物の文字カードを示して読ませる。読んだら、うらの絵を見せて意味を確認する
おわり 終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける(曜日ごとに色を統一。月曜は黄色、火曜は赤など)。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」
トピック等 かぞく
目標 家族名称を言ったり書いたりできる / 長音の復習
学習内容 家族名称  長音の発音と書き方  
参考教案 活動内容 講師 学習者
<活動1> 【トピック:家族】
Tの家族写真を示し「これは私です。私の家族です」「弟、お父さん、お母さん。4人家族です」と言う。

家族の樹形図を黒板に貼り、「これはナオミさんの家族です」と紹介し、「おとうさん」「おかあさん」「おじいさん」「おばあさん」「おにいさん」等、絵と音を一致させるように発音して聞かせ、Sにもリピートさせる。

「おじさん」「おばさん」も含まれた樹形図を黒板に貼り、「これはおじさんです。おじいさんではありません」とジェスチャーをしながら言う。「おばさん」も同様に導入する。




Tの後についてリピートする。「おとうさん」「おかあさん」「おじいさん」「おばあさん」…「かぞく」


「おじさん」と「おじいさん」「おばさん」「おばあさん」の違いを知る。
<活動2> 【読む練習】
「おばさん」と「おばあさん」の文字カードを示して、Sと一緒に読み、Sを指名して絵カードの下に貼らせる。「おじさん」と「おじいさん」も同様にし、長音のあるなしによって意味が違うことを、文字を通して理解させると同時に、ゆっくり発音させて、音の違いに気づかせる。

その他の文字カードも同様にして絵の下に貼っていくが、お段の長音(「おとうさん」「おとうと」「いもうと」)は、19課で「水筒」を導入した時と同様、表記が発音とは異なることを知らせる。
Tと一緒に「おばさん」「おばあさん」と読み、指名されたら、文字カードを絵の下に貼る。「おじさん」と「おじいさん」も同様にする。



Tと一緒に家族の文字カードを読む。指名されたら、文字カードを絵の下に貼る。
お段の長音の書き方を知る。
<活動3> 【書く練習】
黒板に貼った文字カードをSに読ませ、読んだものから順にはずす。

ワークシート★(絵の下に文字数分の空欄のあるもの)を見せ、Tの発音を聞いて空欄に文字を書き入れることを知らせてから、配布する。1番から順にゆっくり発音して聞かせ、文字を書き入れさせる。
黒板に貼った文字カードを読む。

Tの発音を聞いて、ワークシートの空欄に文字を書き入れる。
<活動4> 【読む練習】※時間がなければ取りやめる。
「あいうえおのパズルをします」(50ピースのパズルを渡す)「速くできるかな。はい、はじめ」(タイムを測る)
「あいうえお」のパズルを完成する。
<活動5>  
語彙 名詞 おかあさん おとうさん おばあさん おばさん おじいさん おじさん おねえさん おにいさん いもうと おとうと わたし かぞく
動詞  
形容詞  
その他  
文例 活動1 「これは私です。私の家族です」「弟、お父さん、お母さん、4人家族です」 「これはナオミさんの家族です」「お父さん、おかあさん、おじいさん、おばさん、おにいさん、おねえさん、弟、妹、9人家族です」 「これはおじさんです。おじいさんではありません」
活動2 「一緒に読みましょう。「おばさん」「おばあさん」」「S1さん、これを絵の下に貼ってください」 「言います。おとおさん。書きます。(文字をポイントしながら)おとうさん」「S2さん、お父さんの絵の下に貼ってください」
活動3 「読んでください。そうですね。おじいさんです。ではカードを取ります」 「(ワークシートを見せて)この四角の中にひらがなを書きます。先生が言いますから、よく聞いてください。「おとうさん」。書いてください。「おとうさん」」
活動4 あいうえおのパズルをします  「速くできるかな。はい、はじめ」
活動5  
教材 テキスト  
絵カード・教具 教師の家族写真  家族の樹形図  ★カード『家族呼称』  ★ワークシート『家族』  ひらがなパズル 
備考 子どもの家庭環境に配慮しておこなう。
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