こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
120時間
文字語彙編
毎回取り入れる内容 はじめ 「おはようございます(こんにちは)」と挨拶をした後、体を表す漢字を読む
「目、口、耳、手、足、体、頭、顔、首、毛」
※読んだ後で裏側の絵を見せ、意味を確認させる
おわり 終わる前に、カレンダーの今日の日付に印をつけるか、出席カードにスタンプ・シール・サインをつける(曜日ごとに色を統一。月曜は黄色、火曜は赤など)。感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」
トピック等 位置
目標 位置の言葉が分かり、漢字で書くことができる / 漢字の書き方を知る
学習内容 位置の言葉  漢字の書きと読み  書き順と画数
参考教案 活動内容 講師 学習者
<活動1> 【トピック:位置や方角を表す漢字】
FCで読みを確認させる。PCで意味を確認させる。
上、下、左、右、中、/前、後ろ、東、西、南、北

漢字カードを机の上に広げ、Tが読む漢字を探させる。

FCを見て漢字を読み、PCで意味を確認する。
上、下、左、右、中、/前、後ろ、東、西、南、北

漢字カードカルタをする。
<活動2> 【ゲーム:合図で動作】
床にビニールテープで○を書き、「丸の中に立ってください」と指示。Tの「みぎ」の合図で、一歩右へ動くこと、「ひだり」の合図で一歩左へ動くこと、前、後ろも同様に動くことを知らせる。

「みぎ」「ひだり」「ひだり」「みぎ」「まえ」「うしろ」「うしろ」「まえ」などと、リズミカルに合図をし、合図に合わせて動作をさせる。

前後左右ができるようになったら、上下を入れ、ゆとりがあれば、東西南北を入れる。速さを変えながらリズミカルに楽しく活動させる。

○の中に立つ。
Tの合図に従って動作をし、やり方を理解する。


Tの合図に従って動作をする。


<活動3> 【漢字を書く練習】
FCを黒板に貼る。「前を見てください」と言い、「いち、縦長止めます。にい、横止めて。さん、横長止めます」と言いながら、「上」の書き方を2回示す。机の上に指で書かせ、筆順や終筆を確認する。

「ノートに書いてください」と言って、なぞりがきを2回、十字のマスに2回書かせる。「下」「中」「左」「右」の順で書かせるようにする。

「上」を空書きする。


「上」をノートに書く。

「下」「中」「左」「右」を同様に書く。
<活動4> 【書き順ゲーム】
1画目をよく見て、漢字を当てさせるゲーム。上、下、左、右、中から出題する。1画目で当たらなければ、順に2画目、3画目と書く。

Tの書く漢字の1画目を見て、漢字を当てる。
<活動5> 【ディクテーション】「上」「下」「左」「右」「中」
答え合わせの際には、黒板にひらがなを書き、その下に漢字を書く。上手に書けたSがいたら、前に呼んで黒板に書かせてもよい。
間違えた字があったら、赤鉛筆で直させる。
Tの言う言葉をノートに書く。
語彙 名詞 上、下、左、右、中、/前、後ろ、東、西、南、北
動詞 立ちます 動きます 上げます しゃがみます 触ります
形容詞  
その他  
文例 活動1 「今から、ゲームをします。「かるた」です。先生が言いますから、~さんが探してください」
活動2 「○の中に立ってください」「先生が「みぎ」と言います。みんなも右へ動きます(やって見せる)。「ひだり」と言います。みんなも左へ動きます(やってみせる)。できますか」「今度は「上」と「下」もやってみます。S1さん、「上」はどこですか」「そうですね。先生が「うえ」と言います。みんなは手を上に上げてください」「「下」と言います。しゃがんで床を触ってください」
活動3 「前を見てください。今から「上」を書きます」「いち、縦長止めます。にい、横止めて。さん、横長止めます」 「机の上に指で書きます。いち、縦長止めます。にい、横止めて。さん、横長止めます」「はい、じょうずにできましたね」「ノートに書いてください。2回なぞり書きをしてください。2回書いてください」
活動4 「今から、先生が漢字を書きます。(「山」を書きながら、いち、に、さんと順番に書きますから、分ったら言ってください」「(「上」を書きながら)いち。この字は何ですか。分かりますか。に。どうですか」「すごい!よく分かりましたね」
活動5 「今から言いますから、ノートに漢字を書いてください」 「では、答え合わせをしましょう」「一番、「なか」です」「だれか書いてください。はい、ではS2さん、お願いします」「上手に書けました。いいですね。みんなはどうかな?」「間違えたら赤鉛筆で直してください」
教材 テキスト  
絵カード・教具 フラッシュカード  漢字練習ノート   絵カード  ビニールテープ
備考 書く練習は「上、下、左、右、中」に限定し、「前、後ろ、東、西、南、北」は読んで意味が分かればよしとする。
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