こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生高学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
①カレンダーを見て月の言い方を練習(1月、2月、3月、4月、5月…)
②カレンダーを見て、日付の言い方を練習(ついたち、ふつか、みっか、よっか、いつか、むいか…)
③曜日の言い方の練習(月曜日、火曜日、水曜日…)
トピック等 学校を休む
目標 学校を休む時の言い方が分かる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 今日の日付を板書して「今日です。○月○日です」
「咳が出ます。頭が痛いです。お腹が痛いです」と言いながら、絵カードを貼り、Tの言葉の意味を分からせる

学校の絵の下に×印を書く「今日、学校を休みます。学校に行きません」と言って、学校に電話をする動作をし、「学校に電話をします」と言う。

「学校を休むとき、電話をします」「1年3組の○○です。頭が痛いので、学校を休みます」の言い方を練習させる
絵を見ながら、「咳が出ます」「頭が痛いです」「お腹が痛いです」とリピート





「学校を休むとき、電話をします」とリピート。さらに、休むときの連絡をTとロールプレイで練習する
<活動>  体の部位や体の具合の表現のワークシートを配布し、どのくらい覚えているか確認する

絵カードを見せながら、体の部位や体の具合の悪い時の言い方を復習を兼ねて一斉に言わせたり、一人ずつ言わせたりする

「学校を休むとき、電話をします」と言い、さらに「1年3組の○○です。頭が痛いですから、学校を休みます」と言いながら板書し、Sに復唱させる。病気カードをSに引かせ、理由の部分を入れ替えてSとロールプレイする

「月曜日に学校を休みました。火曜日に学校に行きました。友だちがSさんに言います。○○さんは、昨日、学校を休んだね。どうしたの」
Sにイラストの中から理由を選んで言うように促す。Tは友だちの役をし、自然な会話になるよう、配慮する


「頭が痛いです」「気持ちが悪いです」「苦しいです」「吐き気がします」など、一斉に言ったり一人ずつ言ったりする


「○年△組の○○です。~から、学校を休みます」
理由の部分を入れ替えてTとロールプレイをする






イラストの中から理由を選んで答える
「熱があったから」「頭が痛かったから」
語彙 名詞 咳 腕 指 用事 怪我
動詞 休みます 遅刻します 早退します
形容詞 (体の調子が)悪い
その他 どうして
文例 表現① Vるとき、~
  学校を休むとき、電話します
  体の調子が悪いとき、早退します
表現② ~からです
  「きのう、学校を休みましたね。どうしましたか」「頭が痛かったからです」
表現③ ~(Vる/た)ので、…
  頭が痛いので、学校を休みます
  指に怪我をしたので、学校を休みます
  用事があるので、遅刻します
表現④ どうして~か
  どうして学校を休みましたか
  どうして遅刻しましたか
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.24-25、p.34-35
絵カード・教具 理由カード(咳が出ます 頭が痛いです お腹が痛いです 熱があります 吐き気がします 風邪を引きました けがをしました など) ★『病気 症状』
備考 <友だちとの会話> F「きのう、学校休んだね。どうしたの?」、S「熱があったから」、F「大丈夫?」S「うん、大丈夫」 
<普通形(常体)について>「熱があるので」「熱があったから」のように、ここで初めて動詞の普通形が出てくる。日本の学校に通っている子どもたちはよく耳にしているであろう。丸ごと教えたい。日本の学校に通っていない場合は、この時点で普通形は難しいかもしれない。いずれにしても、Sの力を見極めた上で、無理のないように教えてほしい
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