こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生高学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
感情・感覚を表す形容詞の絵を見て言う
「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」「つまらない」「いやだ」「怖い」「恥ずかしい」「怒っている」「びっくりした」「痛い」
トピック等 けんかの気持ち
目標 気持ちやその理由を表す言い方を知る
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 絵本、『けんかの気持ち』の表紙を見せ、表紙の男の子はどんな気持ちか尋ねる。

次に絵本のタイトルを読み、内容を想像させる。必要があれば、「けんか」「きもち」の意味を絵カード等で理解させる。

絵本をゆっくりと、また、難しい言い回しのところは言い換えながら読み聞かせ、「けんかをしたことがありますか」「どう思いましたか」と感想をきく。Sの言葉を板書していき、みんなで共有する。
「怒ってる」「・・・」

                                                                                                                                                                                       Tと一緒に絵本のタイトルを読み、内容を想像する。
「先生、「けんか」何?」「けんかした。友だち嫌い」


絵本を見る。
「けんかしたことあるよ」「私、泣いた」「ぼく、怒った。すごい」など、けんかの経験やけんかをした時の気持ちを表現する。                                                                                    
<活動>  感情のポスターを示しながら、「けんかをすると、どんな気持ちになるかな。この中から選んでみよう」言葉をかけ、見守る。

Sが選んだ絵を黒板に貼り、Sと一緒に考えながら、絵の下に「かなしい」「さびしい」「怒ってる」「泣きたい」「いやだ」「しょんぼりしている」などと書き、気持ちを表現する言葉を知らせる。

「けんかをして」と板書し、続きをSに考えさせる。 

「S1さんは友だちとけんかをしました。友だちは怒って家へ帰ってしまいました。そこへS2さんが来ました。S2さんは何といいますか」と状況を提示し、ペアでのロールプレイに持っていく。
必要があれば助言助力をし、会話が成立するように導く。                                                           
ポスターの絵をみて、けんかをした時の気持ちを考える。
「ぷんぷん」「怒る」「寂しい」…


気持ちを表す言葉を考えたり、教師の後について言ったりすることを通して、感情をどのように表せばいいのか知る。


                                                                                           「けんかをして、怒っています」「泣いています」など、短文を完成させる。

S2「どうしたの?」S1「A君とけんかした」S2「大丈夫?」「ちょっと怒ってる」…などと、ロールプレイをする。
                                                                                                                                               
語彙 名詞 けんか なかなおり
動詞 怒ります ぷんぷんします いらいらします しょんぼりします  
形容詞 悲しい うれしい 寂しい つまらない 意地悪
その他  
文例 表現① Aです
  (私は)悲しいです
  (私は)寂しいです
表現② Vて、Aです
  けんかで負けて、悔しいです
  おこられて、悲しいです
   
   
   
   
   
   
教材 テキスト  
絵カード・教具 絵本『けんかのきもち』(ポプラ社) 気持ちカード/ポスター  気持ち理由絵カード
備考 内田驎太郎の「おれたち、ともだち!」シリーズも登場人物の表情が豊かで良い。時間があれば絵本などから「気持ち探し」活動をさせても良い。http://homepage3.nifty.com/daijinkyo/kyozai/poster/page.htm(大阪府人権教育研究協議会のページから「いま、どんなきもち」というA4版の感情ポスターがダウンロード可能)
ページ上部へ