毎回取り入れる内容 |
はじめ |
始業の挨拶「起立」「礼」「着席」/「おはようございます」「こんにちは」/「今日は、○月○日、○曜日です。天気は○です。」 健康観察「げんきですか」/「げんきです」「げんきではありません」 前時の宿題を提出「宿題を提出してください」 時間が書いてあるフラッシュカードを使い、「○時○分」の言い方の復習をする。 |
おわり |
授業の振り返り 宿題の指示 が・ざ・だ行のひらがなの読み書き練習「ことばの練習帳(ひらがなNo.2)」(★JYL教材) |
トピック等 |
てんてんのつく文字(が・ざ・だ行) |
目標 |
①てんてんのつく文字(が・ざ・だ行)が読める/書ける ②短い文が読める ③基本的な数字の読みを知る(100~1000) |
学習内容 |
ひらがなの濁音の文字・ことば 短い文の読み 基本的な数字の読み(100~1000) |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
【前時の復習】 「ことばの練習帳(ひらがなNo.2)」対応の聴写テスト(JYL・教材)をさせる。 黒板に答えを書き、Sに○を付けさせる(赤ペンで採点させる)。 黒板に書いた答えをSに読ませる。
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Tが言う語彙をよく聞き、聴写テストをする。(聞いて書く) テストの採点をする。間違えたところを赤ペンで書き直す。 黒板に書かれた答えを、Tの指示で読む。
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<活動2> |
【文字・ことばの読み】 『にほんごをまなぼう1』P97「てんてんでへんしんさせよう」を提示し、読む。「点々」が付くと、発音も意味も違ってくることに気付かせる。
か行、が行、さ行、ざ行、た行、だ行を黒板に併記して、Tが丁寧に読む。Sにも一緒に読ませる。ひらがなカードで1字ずつ読ませる。 ※「じ・ぢ」、「ず・づ」は、はじめは、行ごとに、次に個別に発音し、「同じ?」「違う?」とSに問いかける。 →同じ音であることに気付かせる。 ※「だ/ら、で/れ、ど/ろ」の区別がつきにくいSもいる。 「だれ/られ」と対比させながら、濁音の言葉には親指を上に上げるなど、ゲーム形式で注意を向かせる。
「ことばの練習帳(ひらがなNo.2)」を読ませる。
ミニマルペアを書いたカードを使い、カルタをする。 「あし-あじ、いと-いど、かき-かぎ、くき-くぎ、こま-ごま、さる-ざる、ふた-ぶた、てんき-でんき」 等
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Sは、この語の中に「点々」の付く字があることに気付く。 「点々」が付くと発音も意味も違うことに気付く。
か行、が行、さ行、ざ行、た行、だ行を読む。
「ことばの練習帳(ひらがなNo.2)」「濁音のことば①」を読む。
ミニマルペアのことばでカルタをする。
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<活動3> |
【文字・ことばの書き】 文字の書きについては、1字1字取り上げて書きの指導などはしなくても大丈夫であるが、濁点を書く位置をきちんと指摘する。 |
濁点の位置を理解する。 |
<活動4> |
【短い文の読み】 「がぎぐげごのうた」(まど・みちお 『しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩』)を範読をする。 Sには、Tが読んでいる箇所を指で追っていくように指示する。 ※比較的まとまった長さの文の読みであるが、「がぎぐげご」の並びが繰り返されるので、Sが指で追うことも可能。
Sと一緒に読む。 |
Tの読む「がぎぐげごのうた」を、指で追いながら聞く。
Tと一緒に読む。 |
<活動5> |
【数字】(基本的な数字の読み⑦ 100~1000) フラッシュカードを使い100~1000までの数の言い方を教える。 ※「ひゃく、びゃく、ぴゃく」の言い方の違いに注意させる。 Sに反復練習させる。
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Tの数字の言い方を聞く。 数字のフラッシュカードを読む。
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語彙 |
名詞 |
<活動2>「ことばの練習帳」の当該ページのことば:かぎ ごみ えのぐ げんき ごはん てがみ めがね りんご おんがく にほんご かじ かぜ ちず ひざ みず かぞく じしん すずめ ねずみ にんじん まど こども つづき でんわ はなぢ くだもの ともだち ゆきだるま ミニマルペア:あし-あじ、いと-いど、かき-かぎ、くき-くぎ、こま-ごま、さる-ざる、ふた-ぶた、てんき-でんき |
動詞 |
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形容詞 |
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その他 |
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文例 |
活動1 |
「聞いてください」「書いてください」「赤ペンを出してください」「○を付けてください」「点を書いてください」「何点ですか」 |
活動2 |
「見てください」「取ってください」「さしすせそたちつてと」「読んでください」「一人で読んでください」「じょうずですね」「もう一度」 |
活動3 |
「見てください」「1,2,3・・・」「書いてください」「同じ」「ちがう」 |
活動4 |
「読みます」「一緒に」「一人で」 |
活動5 |
「聞いてください」「言ってください」「もういちど」 |
教材 |
テキスト |
「がぎぐげごのうた」(まど・みちお 『しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩』冨山房) |
絵カード・教具 |
聴写テストシート ひらがなカード ★『ことばの練習帳(ひらがなNo2)』 数字のフラッシュカード(3桁の数) |
備考 |
◆<活動2>日本語では、子音を発音するとき声帯のふるえがあるかないかでよって有声音(濁音)と無声音(清音)に分けられる。中国語や韓国語などのアジア系言語では、息が強く出るかでないかによって有気音と無気音に分けられる。声帯のふるえがある濁音を出すことが、中国出身の児童にとって難しい。指導方法としては、のどに手を当てて発音し、のどのふるえを確認させたり、ミニマルペアの読みなどがよく使われる。発音指導は、児童にとってはプレッシャーになることもあるので、カルタなど、聞いて理解させるところから始めたい。
◆<活動5>百の読み方は「ひゃく」「びゃく」「ぴゃく」と音韻変化するので、一度の指導で覚えることは難しい。継続した指導が求められる。 ここでは、1~1000の数字の言い方が活動の目的であるが、この活動をしながら、本国での算数の計算力をチェックして、算数指導につなげることもできる。→(算数のチェック事項 小3レベル)・3桁の数のと足し算・引き算 ★『初期指導における「数」指導 小学校・算数基礎計算チェックシート』
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