毎回取り入れる内容 |
「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです」 挨拶の絵カードを見ながら全員で言う。「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「ごめんなさい」 |
トピック等 |
トイレ |
目標 |
許可を求めたり,希望を伝えたりするための表現を知る |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<導入> |
「トイレ」と言いながら、トイレの絵を見せ、Sにも言わせる。(a)授業中に黙ってトイレに行こうとしている生徒の絵、(b)トイレに行きたくて手を上げている生徒の絵を黒板に貼り、Sの反応を見る。
(a)の絵を指して「だめです」と言う。(b)の絵の生徒の吹き出しを指さし、「トイレに行ってもいいですか」と言い、Sに復唱させ、許可を求める言い方に気づかせる
「水」も同様に絵を利用して、練習させる。Sとのやりとりの中で、○カードを出しながら「いいです」「いいですよ」、×カードを見せながら「だめです」「だめですよ」といい、許可の表現を知らせる |
「トイレ」と復唱 黒板に貼られた2枚の絵を見て考える
授業中、許可を得ずにトイレに行ってはいけないことに気づく。「トイレに行ってもいいですか」と復唱。トイレに行きたいときの許可の求め方を知る
絵を見ながらTとやりとりをする中で、「いいです」「だめです」の意味を知る |
<活動> |
「10:20~10:30 休み時間」と板書 「私は水を飲みたいです。休み時間に水を飲みます」「トイレに行きたいです。休み時間にトイレに行きます」と絵を見せながら言い、Sにもリピートさせる
「給食」のイラストを見せ、お腹がすいた、という動作をして「給食を食べたいです」、「家」のイラストを見せ、頭が痛い、というような動作をして「家に帰りたいです」と言う。「~たいです」と板書し、希望を伝える表現であることを知らせる
具合が悪そうな生徒と給食のイラストを黒板に貼る。生徒のイラストに吹き出しをつけ、何と言えばいいのかSに考えさせ、「食べたくないです」「家に帰りたいです」と言えばいいことに気づかせる |
「休み時間」という言葉を知る Tの後について、絵を見ながらリピートする
「~たいです」が希望を伝える表現であることに気づく 「行きたいです」「飲みたいです」「食べたいです」「帰りたいです」とTの後でリピートする
なんと言えばいいのか考える
表現の仕方が分かり、Tの後についてリピートする
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語彙 |
名詞 |
トイレ 水 休み時間 うち 給食 部活 |
動詞 |
飲みます 食べます 行きます 帰ります |
形容詞 |
いい だめ |
その他 |
いいですよ だめですよ |
文例 |
表現① |
~てもいいですか |
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トイレに行ってもいいですか 水を飲んでもいいですか お菓子をもってきてもいいですか |
表現② |
~たいです |
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トイレに行きたいです |
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水を飲みたいです |
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うちに帰りたいです |
表現③ |
~たくないです |
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給食を食べたくないです |
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部活に行きたくないです |
表現④ |
~に…てください |
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休み時間にトイレに行ってください |
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休み時間に水を飲んでください |
教材 |
テキスト |
★『にほんごをまなぼう』 21,22ページ ★『こどものにほんご1』 127~132ページ ★『日本語学級1』 2~5,20,21,30~33,52.53ページ |
絵カード・教具 |
★絵カード『動詞』 トイレや家などの場所を表す写真や絵 授業中にトイレに行きたがっている生徒の絵(『日本語学級1』p.5) |
備考 |
「~ても いいですか」の文は、「~てください」と同様、この段階では分析的に教えるのはやめたい。ただ、「~てもいいですか」は自分の欲求を相手に伝える機能を持つことから、言いたいときに言えるよう、まるごと覚えさせ、練習する。難しければ、「~たいです」の言い方で代用させ、無理に教えないようにする。 |