こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
中学生
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
①時計の読み方の練習をする(1時、2時、3時、…)
②「~時半」という時計の読み方(1時半、2時半、…)
③「~分」という時計の読み方を1分刻みで練習(1分、2分、3分、4分、5分、…)
トピック等 先生の指示2
目標 教師の指示を聞いて行動できる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 男性と女性の中学教師(に見える人)の写真またはイラストを貼りながら「これは山本さんと川田さんです。山本さんは中学校で体育を教えています。川田さんも中学の先生です。音楽を教えています」と言う。

それぞれの教師のイラストに吹き出し。川田先生の吹き出しには「みんなで一緒に歌いましょう」「楽譜を見てください」「○○さん、歌ってください」、山本先生のイラストには、「集まれ」「駆け足!」「走れ」「歩くな」「しゃべるな」と書き、どう行動すればいいか、Sと話し合う

「中学にはいろいろな先生がいますね。皆さんの先生はどんな先生かな。どんな言葉を使うかな」




「集まれ、走れ、って何かな」「集まってください、と同じ?」
「駆け足、は何?」「~な、はダメと同じ?」など


中学の先生のいろいろな指示のし方に気づく
<活動> 命令カード・禁止命令カードを用意し、生徒に示す。みんなで読み、意味を確認した後、命令ゲームをすることを知らせ、ルールを説明する。

椅子を丸く並べ、命令ゲームをする。指示を出す人以外は全員が行動する。一通り終わったら「騒がないでください」「騒がない!」「歩きなさい」「歩いて!」「さっさと歩く!」「自分で考えましょう」など、さらに、いろいろな言い方のカードを混ぜてゲームをする

ワークシート(例えば、イラストの下に、□の中から適当な言葉を選んで書かせるもの)を配布し、書き入れさせる。最後に、答えあわせをする。
カードを読む。「みんな集まれ」「席にもどれ」「立て」「座れ」「名前を言え」「自分で考えろ」「右を見ろ」「しゃべるな」「見るな」など

命令ゲームのルールを知る
みんなでゲームをする




ワークシートに答えを書き込む

ワークシートを読む
語彙 名詞  
動詞 しゃべります 騒ぎます 走ります 歩きます 配ります 集めます 集まります 考えます 着替えます
形容詞 早い
その他 だらだら
文例 表現① ⅠVろ(命令形)
  早く来い
  校庭に集まれ
  きのうの宿題を出せ
  当番、プリントを配れ
  教科書の35ページを開けろ
  自分で考えろ
表現② Vるな(禁止)
  廊下は走るな
  しゃべるな。静かにしろ
  教室の中で騒ぐな
  だらだらするな
教材 テキスト  
絵カード・教具 体育や音楽の先生らしい人物の絵カードまたは写真  命令文カード(走れ、歩け、立て、座れ、自分で考えろなど、動作化できるもの)  ワークシート(走れ___、歩け___、集まれ___、早く着替えろ___、しゃべるな___など、命令形や禁止の言葉と絵を結びつけるもの)  
★ワークシート『先生の指示』
備考 言われたらすぐ行動できるように、ゲームを通して指導することに重点をおく。教案例で挙げたゲームでは禁止命令への反応練習が十分ではないので、ゲームの中にTの「走るな」「言うな」などの禁止命令を挟むとよい。ワークシートでの変換練習は理解度の確認ができればよしとする。 
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