こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
中学生
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
動詞の絵カードを見て言う
「する」「来る」「食べる」「見る」「書く」「行く」「話す」「立つ」「遊ぶ」「読む」「帰る」「買う」の各動詞を「辞書形/ない形/ます形/て形」の順で、動作をつけて言う
トピック等 保健室
目標 体調の不調について先生に伝えたり、質問に答えたりすることができる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 「私は今、風邪をひいています。咳が出ます。のどが痛いです。Sさんは風邪をひいたことがありますか」

「学校で、怪我をしたことがありますか。そのとき、どうしましたか」などSに話しかけ、言葉を引き出す。

Sの発話をリキャストし(単文をこれまでに習った複文形式で)、Sにも一緒に言わせる。

板書し、ノートに書き写させる。
「はい、あります」「熱がでました」「頭が痛かったです」「学校を休みました」

「体育祭のとき、転びました。けがです。血が少し」「保健室に行きました」「保健室の先生。薬です」

Tと一緒にリピート「転んでけがをしました。血が少し出たので、保健室に行きました。保健の先生に薬をぬってもらいました」
ノートに書く
<活動> Tは白衣を着、保健の先生に扮し、Sにはロールカードを渡す。

(1)「どうしましたか」と、やさしく問いかける。「朝、便が出ましたか」「きのう、便が出ましたか」「きのうから便が出ていませんか(下降イントネーション)。便秘かな。トイレへ行ってきなさい」「朝ごはんを食べてきましたか。何を食べましたか」「ジュースをどのくらい飲みましたか」「この薬を飲んですこしベッドで休みましょう」

(2)「どうしましたか」「血が出ましたか」「まだ出ていますか」「まだ、血が止まっていませんか。じゃ、消毒して、ばんそうこうを貼りましょう」


(ロールカードを参考に)「お腹が痛いです」
「いいえ、出ませんでした」「朝、時間がありませんでした」
「いいえ、きのうも出ませんでした」
「パンとヨーグルトを食べました。ジュースも飲みました」
「このぐらいのコップに1杯飲みました」


(ロールカードを参考に)「指をけがしました」「はい、たくさん出ました」「まだ、出ています」「ありがとうございました」
語彙 名詞 便 体温 ~℃ 熱 薬 吐き気 下痢 便秘 生理 ばんそうこう
動詞 (熱を)はかります (薬を)飲みます (薬を)ぬります 消毒します うがいをします 相談します 貼ります
形容詞 悪い 熱い 
その他 ずきずき ゴロゴロ チクチク などの症状を表す言葉
文例 表現① ~のときは(仮定を表す表現)、…
例文 お腹が痛いときは、保健室の先生に相談しましょう
  体の調子が悪いときは、保健の先生に相談しましょう
  けがをしたときは、保健室で消毒してもらいましょう
表現② ~から(開始を表す)Vいます(ていません)
  「先生、朝からおなかが痛いです」「朝、便が出ましたか」「いいえ、きのうから出ていません」
  「先生、のどが痛いです」「咳が出ますか」「はい」「薬を飲みましたか」「はい、きのうから飲んでいます」
  「先生、指をけがしました。とても痛いです」「血が出ましたか」「はい、たくさん出ました」「血が止まりましたか」「いいえ、まだ止まっていません」
表現③ Vてきます
  朝ごはんを食べてきませんでした
  お腹が痛いので、保健室に行ってきます
  教室に行って、かばんを持ってきます
教材 テキスト 『にほんごをまなぼう』p.24~p.26
絵カード・教具 絵カード 体温計 消毒薬 白衣 ロールカード(1)(風邪をひきました。家へ帰りたいです。保健の先生に相談してください) ロールカード(2)(掃除をしているとき、指をけがしました。血がたくさん出ています。とても痛いです。保健の先生に相談してください) ロールカード(3)(1時間目の授業中、とてもお腹が痛くなりました。朝、遅く起きたので、朝ごはんは食べてきませんでした。便もでませんでした。保健の先生に相談してください)
備考 便秘や生理などを扱うため、学習は、男女別に行うとよい
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