毎回取り入れる内容 |
はじめ |
「おはようございます(こんにちは)」と挨拶をした後、 ①文字ごとに50音表を読む(あ・い・う・え・お…」 ②行ごとに50音表を読む(あいうえお、かきくけこ…) |
おわり |
感情のPCを見せながら「どんな気持ち?」と問いかけ、Sの選んだPC(例えば「楽しい」)に対してコメント(例:「ああ、よかった」)をする。 「これで終わりです。挨拶しましょう。さようなら」 |
トピック等 |
からだ |
目標 |
からだの部位の名前が言える / 日本語の音に慣れる・音と文字の一致 / 簡単なひらがなが書ける |
学習内容 |
からだの部位の名前を言う 音と文字のマッチングをする 簡単な文字を書く |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<前時の復習> |
教師の名前と生徒の名前のFCが読めるか確認する |
教師やクラスメイトの名前を読む |
<活動1> |
【言う練習】 両手で頭を触って、ゆっくり「あたま」と言い、Sにも言うようにジェスチャーで促す。Sが「あたま」と言ったら、「じょうずです」とほめ、同様に、顔、目、耳、鼻、口を練習する。
定着したら、手、足、お腹、背中、腰を入れる。 |
Tの真似をして「あたま」と言う。 以降同様に、「顔」「目」「耳」「鼻」「口」の練習をする。
手、足、お腹、背中、腰と続けて練習する。 |
<活動2> |
【ゲーム】 「頭」と言い、Sに頭を触るように促す。TもSと同時かやや早いタイミングで頭を触る。「おなか」「背中」「足」なども同様にする。「おなか」と言って「腰」を触る、「背中」と言って「顔」を触るなど、わざと違う部位を触る。Tの言った部位をしっかり触れたSをほめる。 |
Tが言う部位を触る。 |
<活動3> |
【読む練習】 体の部位の絵カードを示して、Sに言わせる。 音が定着したら、文字カードを示し、50音表を参考にしながら文字を読ませる。 |
示されたPCを見て言う。 50音表を参考にして文字を読む。 |
<活動4> |
【書く練習】 文字を書く練習をするが、簡単な「て」と「くち」と「こし」に限る。 FCを黒板に貼り、「前を見てください」と言って2回書き方を示す。 「ノートに書いてください」と言って、1回なぞりがき、十字のマスに2回書く。
「くち」は、「く」と「ち」を別々に書かせ、最後に「くち」と書かせる。同様に「こし」と書かせる。 |
黒板に貼られたFCを見て、次にTが示す書き方を見てノートに書く。
「くち」は、「く」と「ち」を別々に書き、最後に「くち」と書く。 同様に「こし」と書く。 |
<活動5> |
【言う練習】 自分の頭を触りながら「私の頭」と言い、Sの頭を指して「Sさんの頭」と言う。同様に「私のお腹。Sさんのお腹。私の目。Sさんの目」と言う。
Sに自分の頭を触らせて「私の頭」、Tの頭を指して、「先生の頭」と言わせる。おなか、目、足なども同様にする。 |
Tが言うのを聞き、S自身の頭やからだを触りながら「私の頭。・・・」と言う。 |
<活動6> |
【発展的な活動】 絵カード「頭が痛い」を示し、痛そうにしながら「頭が痛いです」と言う。絵カードをSに渡し、「頭が痛いです」と言うように促す。次に、「おなかが痛い」の絵カードをSに渡し、「おなかが痛いですか?」と聞き、Sの返事を促す。 |
TからPCを受け取り、「頭が痛いです」と言う。 「おなかが痛い」のPCを受け取る。Tに「おなかが痛いですか?」と聞かれたら、「お腹が痛いです」と答える。 |
語彙 |
名詞 |
あたま かお め みみ はな くち て あし おなか せなか こし |
動詞 |
|
形容詞 |
痛い |
その他 |
~の~ |
文例 |
復習 |
「聞いてください」「読んでください」「見てください」「前を見てください」「これは?」「はい、そうです」 |
活動1 |
「言ってください」「じょうずです」「~を触ってください」「はい、そうです」 |
活動2 |
「頭を触ってください」「私は頭を触りません」 |
活動3 |
「言ってください」「これはどこにありますか。(50音表)」「~さん、指で触ってください」「そうですね」「はい、これです」 |
活動4 |
「前を見てください」「ノートに書いてください」 「上から書いてください」(慣れてきたら=後の課で、「なぞってください」に切り替える) 「1回書いてください」「2回書いてください」 |
活動5 |
「私の頭。S1さんの頭」「私(ぼく)の頭。先生の頭。言ってください」 |
活動6 |
「頭が痛いです。言ってください」「おなかが痛いですか」 |
教材 |
テキスト |
|
絵カード・教具 |
ひらがな50音表 |
備考 |
音を聞いて、文字を拾い出すことができたら、書き練習に移る。中学生なので、書いて覚えたいという子どもも多い。そういう子の場合には書く指導を先に入れていく。「て」、「こし」、「くち」など一筆で書けるようなものから指導していく。文字は完璧でなくてもいい。字の形が捉えられていればいい。7回目までは書き方の導入。 |