毎回取り入れる内容 |
はじめ |
始業の挨拶 健康観察「げんきですか」/「げんきです」「げんきではありません」「あたまがいたいです」「おなかがいたいです」 前時の宿題を提出「宿題を提出してください」 漢字カード(形容詞の漢字)を使い、反対ことばを言う。 数字の読みの復習 |
おわり |
宿題の指示 「漢字の練習帳2年」の⑬⑭「文を書きましょう」(★JYL教材) 短い文章の読みの練習を宿題にする。例えば次回の読み物『風と太陽~イソップ物語より~』(レベル別 日本語多読ライブラリー レベル0/クラス:入門) |
トピック等 |
自分のこと「生まれてから今までのこと」 |
目標 |
①漢字仮名交じりの短い文章を読んで理解できる ②主述の整ったモデル文を基に短文を書くことができる ③2年生の漢字が読める/書ける |
学習内容 |
簡単なストーリー性のある文章の読み ひらがなに漢字を交えた短い文章の書き 漢字 |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
【漢字の復習テスト】 漢字の練習帳①~⑫までの復習テストをする。 ★テスト時の必要なことばは、★JYL「中学生会話編」NO.47「テスト」を参照。 |
漢字の練習帳の復習テストをする。 |
<活動2> |
【漢字仮名交じり文の読み】 Tは、『木村家の毎日 お正月』のCDと一緒にSにも音読させる。(レベル別 日本語多読ライブラリー レベル0)※CDが用意できない時は、Tと一緒に読ませる。 分からないことばがあるかをSに尋ね、説明をする。 内容に関するいくつか簡単な質問をする。(質問例は、備考欄参照) 中国のお正月の習慣や過ごし方を尋ね、日本のお正月と比較させる。
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Sは『木村家の毎日 お正月』を読む。
分からないことばをTに尋ねる。 Tの質問に答える。 答えられない時は、本を確認し直す。 中国のお正月の習慣や過ごし方を日本と比較しながら話す。
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<活動3> |
【作文指導「自分のことノート」:1課モデル作文】(★JYL教材) 「自分のことノート」の前回読んだサユリの紹介文を読む。 内容確認の質問をする。
「あなたのことを書きます」と指示し、穴埋め作文をさせる。 ※例文の網掛けと比べながら、同じパターンで言葉が入ることに注意を向けさせる。 ※今回は初回なので、丁寧に指導する。 書き終わったら、Sに発表をさせる。友だちの発表を聞くときは、メモ書きをして聞くことを指導する。 |
モデル文を読む。 Tの質問に答える。
穴埋め作文をする。 どう書いたら分からないところは、Tに尋ねる。
書いた文を発表する。他のSの作文を聞いて、新しいことばや表現を知る。
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<活動4> |
【作文指導「自分のことノート」:1課作文】 穴埋め作文を参考に、自分のことを作文に書かせる。 自分なりの表現や文章が1行でも書けるように、質問をしたり、モデルになる表現を示す。
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穴埋め作文を参考に、自分のことを作文に書く。
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<活動5> |
【漢字】】「漢字の練習帳2年」⑬⑭(基礎)(★JYL教材) 「漢字の練習」の、本時で学習する漢字を読ませる。 (歌、用具、組、考える、聞く、走る、歩く、止まる、回る、公園、家、海、池、寺、野原、門)
簡体字と字形の違う漢字については、板書をし、違う箇所をSに指摘させる。 ※「(用)具、組、考える、聞く、歩く、(公)園、海、門」が簡体字と字形が違う。 「漢字の練習帳」に1回練習させ、書き順や字形についてチェックをする。間違いがあるときは、丁寧に説明をする。
「漢字の練習帳」(★JYL教材)の漢字を含む文の読み練習をさせる。
≪もっと学習≫ 学習した漢字を含む短文作りをさせ、発表させる。 訓読みが覚えられたSには、プリントなど用意して音読みも指導する。
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本時の漢字を読む。
簡体字との字形の違いに気付き、発表する。
漢字練習帳に漢字の書きをする。字形の違いに注意する。
学習した漢字を含む文の読みをする。
学習した漢字を含む短文を作る。 作った短文を発表する。
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語彙 |
名詞 |
<活動5>歌、用具、組、公園、家、海、池、寺、野原、門 |
動詞 |
<活動5>考える、聞く、走る、歩く、止まる、回る |
形容詞 |
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その他 |
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文例 |
活動1 |
「きょうは、漢字のテストをします」「よく聞いてください」「書いてください」「赤ペンを出してください」「○を付けてください」「点を書いてください」「何点ですか」「テストを集めます」 |
活動2 |
「きょうは、この本を読みます」「初めに、CDを聞きます。指で追って聞いてください」「CDと一緒に読んでください」「上手に読めましたね」「分からないことばがありますか」「先生、~が分かりません。どういう意味ですか」「12月31日のことを何と言いますか。」「1月1日のことを何と言いますか。」「お正月前にすることは何ですか。」「あなたの国では何をしますか。」「12月31日には何を食べますか。」「あなたの国では何を食べますか。」「あなたの国では、お年玉をもらいますか。」 |
活動3 |
「何ページを開いてください」「読んでください」「女の子の名前は何と言いましたか」「どこで生まれましたか」「あなたのことを書きます」「書き終わったら、発表をしましょう」「友だちの発表を聞きます」「聞くときは、どんな姿勢で聞きますか」「メモを取りましょう」「質問をしましょう」 |
活動4 |
「今度は、自分のことばで書いてみましょう」「沢山書いてください」 |
活動5 |
「見てください」「読んでください」「1,2,3・・・」「書いてください」「皆さんの国の漢字と同じですか、違いますか」「同じ」「違う」「文を作りましょう」 |
教材 |
テキスト |
『木村家の毎日 お正月』★『レベル別日本語多読ライブラリー レベル0 Vol 2』 クラス:入門 語彙数:350 文字数:~400 ★『かんじだいすき(2)~日本語をまなぶ世界の子どものために~』 ★『かんじだいすき(2)漢字・絵カード』 (公益社団法人国際日本語普及協会 AJALT) |
絵カード・教具 |
漢字フラッシュカード ★『自分のことノート』 日中辞書 ★『漢字の練習帳(2)中国語訳付き』 |
備考 |
◆<活動2>ここでは、レベル別多読ライブラリーの『木村家の毎日 お正月』を指導に使っているが、同程度のレベルの別の読み物に変えても良い。まとまった文章の読みに慣れてきているので、読んだ文章についていくつかの質問をして内容確認をする。その際に「はい/いいえ」で答えられる質問[閉じた質問)ではなく、文で答えなければならないような質問(開いた質問)をするように心掛けたい。
◆<活動4>生徒が複数いる場合、それぞれが書いた作文と世界地図を大きな模造紙に貼り、出身地にポイントをし、「ぼくのこと、わたしのこと」と題して教室掲示用にまとめることも可能である。 |