毎回取り入れる内容 |
はじめ |
始業の挨拶 健康観察「げんきですか」/「げんきです」「げんきではありません」「あたまがいたいです」「おなかがいたいです」 前時の宿題を提出「宿題を提出してください」 数字の読みの復習 |
おわり |
宿題の提示 作文 漢字の読み書き練習★JYL教材
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トピック等 |
自分のこと(原稿用紙の使い方) |
目標 |
①漢字仮名交じりのストーリー性のある文章を読んで理解できる ②主述の整ったモデル文を基に比較的長い文章を書くことができる ③原稿用紙を正しく使って文章を書くことができる |
学習内容 |
ひらがなに漢字を交えた短い文章の書き |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
【前時の復習】 「注意したい漢字」の復習テスト(★JYL教材)をさせる。 Sの間違いについては、「漢字豆知識」に戻り、再確認させる。 |
「注意したい漢字」の復習テスト(★JYL教材)をする。 間違いについては、「漢字豆知識」に戻り、再確認して、覚える。 |
<活動2> |
【漢字仮名交じり文の読み】 Tは、『ホウイとチャンア』を黙読させる。(レベル別 日本語多読ライブラリー レベル2) 「どんなお話でしたか、先生に話してください」とストーリーを話させる。 Sが話ができない時は、内容についてのいくつかの質問をして答えさせる。
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Sは『ホウイとチャンア』を黙読する。
自分でストーリーを説明する。 できるだけ、単語ではなく文章で答える。
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<活動3> |
前時の宿題で書いてきた作文を読ませる。 表記の間違いについては必ず、添削をする。 |
宿題の作文を発表する。
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<活動4> |
【作文指導のまとめ】 初めに、これまで書いてきたことを繋げて読ませる。
本時では、これまでに書いてきたことをまとめて、自分のことに関する400~800字程度の作文を書くことをSに伝える。
原稿用紙を配り、原稿用紙での書き方の説明をする。(★JYL教材「原稿用紙の使い方」)
これまでに書いてきたことを、原稿用紙に書かせる。 接続詞や、内容の足りないところを書きくわえさせたり、直させたりする。(推敲) |
これまで書いてきたことを読む。
原稿用紙の書き方の説明を受け、理解する。
これまで書いてきたことを原稿用紙に書く。 接続詞に注意する。 書き足したり、直したりする。
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語彙 |
名詞 |
原稿用紙 |
動詞 |
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形容詞 |
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その他 |
(作文の指導の中で必要に応じて)「初めに」「つぎに」「それから」等 |
文例 |
活動1 |
「注意したい漢字の復習テストをします」「覚えましたか」 |
活動2 |
「今日は、この本を読みます」「中国の話です」「声に出さないで、自分で読んでください」「黙読と言います」「読み終わったら、どんな話だったか、先生に話してください」
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活動3 |
「作文を書いてきましたか」「読んでください」「読むときは、どんな姿勢で読みますか」「声の大きさはどうですか」「読む速さはどうですか」 |
活動4 |
「今まで書いたことを読み返してみましょう」「たくさん書きましたね」「今まで書いたことをまとめて、作文を書きます」「これは原稿用紙と言います」「原稿用紙の書き方の説明をします」「原稿用紙に書きます」 |
教材 |
テキスト |
『いろいろな国の昔話-中国-ホウイとチャンア』★『レベル別日本語多読ライブラリー レベル2 Vol 3』クラス:初期後半 語彙数:500 文字数:1500~2500 |
絵カード・教具 |
★『自分のことノート』 日中辞書 原稿用紙 ★『原稿用紙の使い方』 ★『豆知識 日本の漢字と中国の漢字の相似と相違』 |
備考 |
◆<活動2>ここでは、レベル別 日本語多読ライブラリー レベル2(クラス:初期後半 語彙数:500 文字数:1500~2500)の『ホウイとチャンア』を取り上げた。比較的長い読み物であるが、中国での既習の知識から理解しやすい内容であろう。この段階では、多読ライブラリーやリライト教材のような日本語学習者用の読み教材だけではなく、一般的な読み物を読ませる活動も沢山させたい。例えば、『世界がもし100人の村だったら④子ども編』のような読み物は、書かれている文は短く理解しやすく、内容的には中学生の認知発達に応じたものである。或いは、「子ども新聞」の記事などもよいだろう。(産経子どもニュースのHPに掲載されている「ビジュアル社会科/育てよう!科学する心」のページなどは、内容も語彙数も適当で、毎回読ませる活動に使うことができるだろう。http://www.sankeikids.com)
◆<活動4>小学校でよく行われる短冊作文の方法で、これまでに書いてきたことをまとめさせる。原稿用紙で作文を書くことは、今後も何度も経験することになるので、ここで基本をきちんと教えておきたい。 |