毎回取り入れる内容 |
はじめ |
始業の挨拶 健康観察「げんきですか」/「げんきです」「げんきではありません」「あたまがいたいです」「おなかがいたいです」 前時の宿題を提出「宿題を提出してください」 数字の読みの復習 |
おわり |
これまでの努力を誉めて終わる。 |
トピック等 |
自分のことを発表する |
目標 |
①声の大きさ、早さなどに注意しながら自分のことを発表できる ②自分の頑張りを振り返り、これからの日本語学習の目標が立てられる |
学習内容 |
口頭発表 振り返り 目標立て |
参考教案 |
活動内容 |
講師 |
学習者 |
<活動1> |
【作文の清書と発表】 作文の発表の練習をさせる。
Sに教室の前に出るように指示する。 声の大きさ、早さ、姿勢、態度など、模範を示す。 Sに作文の発表をさせる。
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作文の発表の練習をする。
みんなの前に出て、作文を発表する。 友だちの発表を聞く。 |
<活動2> |
【日本語の勉強のまとめと今後の学習について】 これまでの日本語の学習の感想や、日本語でできるようになったことなどの振り返りをする。 Sの課題も含めて、これからどのように日本語学習を進めると良いか、のアドバイスをする。このとき、Sの疑問や不安も沢山話をさせる。Sが今後も頑張って学習しようと思えるような励ましを必ず伝える。 |
日本語学習の感想や、日本語でできるようになったことを話す。 今後の日本語学習の進め方について、疑問や不安をTに聞く。
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<活動3> |
【修了式をしましょう】 修了記念の寄せ書きをさせる。 Sのレベルにあった寄せ書き(色紙)の見本を用意しておき、Sに見せる。 寄せ書きには、これから頑張ることや友だちへのメッセージを書くことを伝え、幾つかのモデルになることばを教える。
修了証と作文(Sが複数いるときは、全員分を集めて文集にしておくとよい)を渡す。 |
寄せ書きについてTの話を聞く。 寄せ書きに書くことばを考えて、書く。 分からなければTに質問する。
修了証と作文(文集)を受け取る。 |
語彙 |
名詞 |
作文 文集 心配 計画 日本語教室 寄せ書き メッセージ 励まし 色紙 修了式 |
動詞 |
発表する |
形容詞 |
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その他 |
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文例 |
活動1 |
「作文を書きましたか」「今日は、みんなの前で作文の発表をします」「発表の時、気をつけることはありますか」「どんな態度で聞きますか」 |
活動2 |
「日本語の勉強をがんばりましたね」「日本語で何ができるようになりましたか」「これからの日本語の勉強の進め方について話します」「何か心配がありますか」「何か質問がありますか」「これからも頑張ってください」「修了式をします」「修了証を渡します」 |
活動3 |
「これは、寄せ書きと言います」「日本では、卒業のときなどによく書きます」「今までがんばったことや、友だちへのメッセージを書きます」「寄せ書きに書いてあることを読みますから、聞いてください」「皆さんにも、この色紙に書いてもらいます」「何を書くか決めましょう」「中国語で書いても良いですよ」「修了式をします」「名前を呼ばれたら、1人1人前に出てきてください」「きちんと礼をします」 |
教材 |
テキスト |
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絵カード・教具 |
★『自分のことノート』 寄せ書き 色紙 修了証(工夫して自作のものを用意したい) |
備考 |
◆<活動1>ここまで学習したことを、多くの人に認めてもらえる場があると、今後の学習も意欲的に取り組むことができるので、作文の発表は、保護者や担任等学校関係者に聞いてもらえる場を設定したい。公立学校に在籍している生徒の場合、学年集会やクラスでスピーチをさせることも良いだろう。また、地域の国際交流協会が主催する「日本語スピーチコンテスト」等に参加させることも励みになるので、機会があればチャレンジさせたい。
◆初期の日本語指導が修了しても、生徒自身の日本語の学習は続くので、今後に繋がるアドバイスが不可欠である。現在の指導体制がそのまま継続できない場合は、地域の日本語教室等、他の指導機関の紹介もする。公立学校に在籍している生徒については、学級担任や教科担当者と生徒の日本語理解のレベルを共有し、在籍学級での学習に求められる支援についても情報交換をしておきたい。
◆「寄せ書き」は、お別れ会や卒業式など、様々な場面で書くことがあるので、ここで経験させておきたい。生徒が数人であれば、それぞれに対してのメッセージを書かせることが可能である。励ましになるようなことばを沢山生徒に教え、互いに励ましのメッセージを書かせると良い。修了式も、1人1人が前に出てきて修了証を受け取るように指導したい。 |