日本語指導Q&A
指導計画例
指導計画例
子どもたちのレベルがバラバラなので、共通した指導計画を使うのは難しいと思いますが。
学齢、日本語レベルが様々な子どもたちが、一つの教室で学習する際に、子どもたちの言語習得状況をジグゾーバズルのようなものと考えてみましょう。個人差や言語体験の有無も影響して、一人一人のジグゾーパズルの欠けているピース(未習項目)は異なっていると言えるでしょう。指導計画例のトピック等一覧を、未習・既習事項の確認をしてジグゾーパズルの欠けたピースをうめていくように利用することができます。
例えば、A君とBちゃんの共通未習部分の授業を計画することに役立てたり、A君にある課のワークシートをしてもらいながら、Bちゃんと会話練習をする授業案を立てるなど、それぞれの子どもの学習の進捗状況を把握しやすくなります。
もちろん、このサイトの指導計画例を使わなくても、テキストの履修具合でも学習の進捗管理はできますが、多くの教室では複数のテキストや教材を組み合わせていることも多いかと思います。教室に共有の指導計画を持つことで、教材の組み合わせも先生同士で情報共有がしやすくなったり、「ここは終わった、ここはまだ」というチェック表として使うことで、引き継ぎにも利用できます。
基本検索「指導事例」に日本語レベルが異なる子どもを同一クラスで指導する際のヒントが掲載されています。ご参照ください。