こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生低学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
リンゴやどんぐりの絵カードを見て、全員で数を数える。「三つ、五つ、一つ、…」
切手や色紙の数を全員で数える。「1枚、2枚、3枚、…、10枚」
絵カードに描かれた自転車やバス、テレビの数を数える。「4台、2台、6台、…」
教師の質問に全員で答える。「青い色紙は何枚ありますか」「3枚あります」「自転車は何台ありますか」「6台あります」「テレビは何台ありますか」「1台あります」
※一人でも言える子がいたら、指名して言わせる。
トピック等 (国語)おおきなかぶ
目標 物語を読んでもらったり、再現したりすることを楽しむ
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 「今から国語の時間です。『おおきなかぶ』のお話を読みます」と言い、『おおきなかぶ』の絵本を取り出す。表紙と裏表紙を大きく広げてSに見せながら、「さあ、どんなお話かな」と言い、物語に興味をもたせる

『おおきなかぶ』の絵本を読む

少し余韻を楽しんだ後で、もう一度読む。「あまい あまい かぶになれ。おおきな おおきな かぶになれ」のところや、「うんとこしょ どっこいしょ」のところを、いっしょに言うように導き、Sも物語の世界に引き入れる
『おおきなかぶ』の絵本に興味を持つ


物語を楽しんで見る

登場人物といっしょに、印象的なせりふを言う
<活動> おじいさん用の帽子を出し、Sの方を見ながら、「おじいさん、かぶを植えてください」と言う

みんなで、「おじいさんがかぶをうえました」とナレーション。おじいさん役のSの動作を助ける

全員で「甘い甘いかぶになれ。大きな大きなかぶになれ」Tのナレーション「おじいさんはかぶを抜こうとしました」 全員で「うんとこしょ、どっこいしょ」 T「ところがかぶは抜けません」

おばあさん用のスカーフを取り出し、おばあさん役のSにかぶらせる。以下、孫用のスカーフ、犬、ネコ、ネズミのお面を使い、物語の再現を楽しませる

S1:おじいさん役になり、かぶを植える動作をする


S「おじいさんが、かぶをうえました」


「甘い甘いかぶになれ、大きな大きなかぶになれ」

かぶを抜く動作をしながら「うんとこしょ、どっこいしょ」


登場人物の役になり、せりふを言って楽しむ
語彙 名詞 まご いぬ ねこ ねずみ
動詞 呼びます できます 抜きます  
形容詞  
その他 ところが それでも まだまだ やっと
文例 表現① Vて Vて Vる
   おばあさんがおじいさんをひっぱって、おじいさんがかぶをひっぱって、うんとこしょ どっこいしょ
表現② Vて くる
   おばあさんは孫を呼んできました。
教材 テキスト 国語教科書1年(上)(光村図書)または絵本『おおきなかぶ』(福音館書店)
絵カード・教具 帽子 おばあさんのスカーフ まごのスカーフ 犬、ネコ、ネズミのお面
備考 クラスの人数が少ない場合は、ペープサートを作って劇をする
「ところが」「それでも」「まだまだ」「やっと」など、大きくなりすぎたかぶが抜けない様子を表すのに、接続詞や副詞が面白い効果を生み出している。読み方を工夫して、物語を楽しませたい。
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