こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生中学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 朝の会、帰りの会などを利用し、あいさつ、暦日、天気、数字は毎回の授業で少しずつでも継続して取り入れていきましょう。(歌)
例:「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
今日の言葉「お菓子屋。おもちゃ屋。くだもの屋。パン屋と本屋で買い物します」(絵カードを見て全員で言う)
トピック等 (算数)足し算
目標 簡単な文章題を理解し、式を立てて、3桁の数の足し算を筆算ですることができる
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 大きなサイフを見せ、じゃらじゃら音をさせて、「エリスさんはうちの人から、昨日300円もらいました。今日は400円もらいました。あわせていくらもっていますか」と問いかけ、問題文を板書する。「あわせて」はどうすることか考えさせ、足し算の問題であることが分かったら、式を板書する。

桁数が多くなっても、これまでの足し算のやり方で計算できることを知らせ、繰り上がりのない3桁の足し算の問題をいくつか出し、即座に答えさせる。 

「では昨日365円もらいました。今日472円もらいました。合わせていくらでしょう」と暗算では難しい問題を黒板に書き、Sに考えさせる。
「合わせて」ということばが集合の意味であることに気づく
足し算の概念を式と共に思い出す




どんどん暗算で答えを出し、発表する。



3桁の足し算の方法を考える
<活動> 「誰か式を書くことができますか」と問いかけ、前に出てやりたいと希望するSを前に出し、黒板に式を書かせる
  
「どうやって計算しますか。分かりますか」と聞き、縦書きの式を書いているSがいたら取り上げ、板書させる。「筆算」という言葉を知らせ、「位をそろえて書くこと」「一の位から順に計算すること」「繰り上がりのときの書き方」など、筆算のやり方を確認する。母国でのやり方に慣れている場合は、それで良しとする。

「たしざんの ひっさんは 位をそろえて 一の位からじゅんに 計算します」と書いたカードを見せ、大きな声でみんなで読む 

横書きの式を筆算に直す練習をする。まず繰り上がりのない問題で位をそろえることや一の位から順に計算することに留意させながら10~15問出す。

正しい手順でできるようになったら、1回だけ繰り上がりのある問題を横書きの式で出題する。さらにゼロを含む答えになる問題などに進む
式をノートに書く


S1が黒板に式を書くのを見て、縦書きの式に気づく

筆算の仕方を思い出す。あるいは知る



「足し算の筆算は、位をそろえて一の位から順に計算します」と読む

「横書きの式を縦書きになおす→計算する」を繰り返し、手順を間違えないでできるよう練習する。繰り上がりのやり方、筆算での表し方を知る。

プリントの問題に取り組む。
語彙 名詞 足し算 位 筆算 繰り上がり
動詞 合わせます そろえます 足します 増えます
形容詞  
その他 全部で
文例 表現① Nたす Nは Nです
   300たす400は700です
表現② ~を そろえて(既習のばあいは省略)
   足し算の筆算は位をそろえて書きます
教材 テキスト 3年生算数教科書
絵カード・教具 お金が入ったサイフ(貯金箱でも良い) 問題プリント 算数のきまりカード、キーワード表
備考 導入で使う数字や式はあらかじめ書いてカードにして、印象的に提示するとよい。また、算数の定義・手順を示す【きまりカード】や【たし算のキーワード】を準備し、大きな声で読むなどして定着をはかる
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