こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生高学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
いろいろな物の絵カードを見て、数を数える
「二人」「三本」「六個」「九台」「四つ」「四人」「八枚」…
トピック等 (理科)てこのはたらき
目標 てこに関する重要な言葉を知り、てこの仕組みや働きを理解する
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> 机の上に2リットルのペットボトルに水を入れたものを横にして置いておく。

「このペットボトルを動かしてください。でも、手でさわってはいけません。この長い棒とこのマーカーを使ってください」と言い、Sにどうやって石を動かせばいいのか考えさせる

動かし方をいろいろ考えている様子を見守り、必要であれば助言する。Sに考えさせてもできない場合は、Tがやって見せる
「先生、机の上に石があります」


「えーっ、手でさわっちゃダメ?!」と驚く
「どうやって動かすんだろう」と考える
「先生、割り箸だけ、ダメですか」

「わかった。こうだ」とやってみる。動いたらみんなで拍手する
Tがやるのを見て、やり方を理解し、順番にやってみる
<活動>  黒板に石を動かしたときの様子を図示し、「このような道具を「てこ」と言います。この名前を覚えてくださいね」と言い、「てこ」とリピートさせる。「てこには、支点と力点と作用点があります」と言い、先に描いた図に振り仮名つきで書き入れ、Sと一緒に読む。

「では、今から「てこ」の実験をします」と言い、「実験(振り仮名つきで)」と板書する。
支点の位置を動かして、支点から力点までの長さを変えます。どうなると思いますか」と問いかけ、支点の位置A(作用点に最も近い)、位置B、位置C(作用点に最も遠く、支点と力点との距離が短い)を示した棒を見せる。結果を予想させ、予想した内容を板書する。

ワークシートを配布し、一人ひとりに実験をさせて、結果を書き込ませ、「支点と力点の距離を長くすると、小さな力でものを動かすことができる」ということを理解させる。

最後に、栓抜きやくぎ抜き、はさみなど、てこを利用した道具を使わせて、支点、力点、作用点を確認する
石を動かしたときの経験を思い出し、Tが描く図を興味を持って見る
Tの後について、「てこ」と言う

「支点」「力点」「作用点」とTの後についてリピートする
Tと一緒に「てこには支点と力点と作用点があります」と言う

「実験」とリピートする




「Aだよ」「そうだね」「はやくやってみたいな」

「Aは小さな力で石が動いたよ」「Cは大きな力がほしいね」
「支点と力点の距離?」「長さのことかな」


実際に道具を使ってみて、支点、力点、作用点を確認する。
支点、力点、作用点と書いたポストイットを道具に貼る
語彙 名詞 てこ 力 大きさ 実験 観察 変化 力点、支点 作用点 距離 位置
動詞 動かす 
形容詞
その他  
文例 表現① Nには Nと Nと Nが あります
  てこには支点と力点と作用点があります
表現② Vると、…
  支点と力点の距離を長くすると、小さな力で物を動かすことができます
教材 テキスト 6年理科の教科書  ★『かんじだいすき<中学に向けて>日本語をまなぶ世界の子どものために~社会・理科編~』(AJALT)p.130~p.131
絵カード・教具 水の入った2リットルのペットボトル 長い棒(菜ばしなど) 短い棒(マーカーなど) 栓抜き ペンチ くぎぬき はさみ
備考 既習であればその概念を思い出させる。生活経験にてらして考えさせたり、推測させたりして抽象的な思考をうながす。
6年生の2学期に学習する
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