こどもの日本語ライブラリ
指導計画詳細
小学生高学年
120時間
会話編
毎回取り入れる内容 「おはようございます。今日はX月X日X曜日です。今日は晴れです。」
いろいろな物の絵カードを見て、数を数える
「二人」「三本」「六個」「九台」「四つ」「四人」「八枚」…
トピック等 (理科)昆虫
目標 昆虫に興味を持ち、昆虫に関する言葉を知る
参考教案 活動内容 講師 学習者
<導入> バッタのイラスト(または写真)を黒板に貼り、「見たことがありますか」と尋ねる(季節的に可能であれば、本物のバッタを見せたい)。イラストの下に「バッタ」と板書し、Sにも言わせる。

アリや蝶、トンボ、クワガタなどのイラストをバッタの周りに貼り、○で囲んで、「仲間です」と言う。ネズミやウサギ、ネコのイラストを出して、○の中に入れようとするが、はじき返されてしまう。「ネズミやウサギやネコは仲間ではありません」と言い、「バッタの仲間とネズミの仲間と、どう違うのかな」と声をかけ、違いに気づかせる。
「見たことがあります」「いいえ、見たことがありません」

Tの後について、「バッタ」と言う


「アリ、知ってるよ」「クワガタ、スーパーで買った」など、イラストを見て口々に言う。


「あし」「バッタはちいさいです」
<活動>  バッタは「昆虫」の仲間であることを知らせ、ほかに、どんな昆虫を知っているか、Sに(母語でもよしとする)言わせる。または一緒に昆虫の絵カードや図鑑を見て、いろいろな名前の昆虫を確認する。

「昆虫のからだは、頭、胸、腹の三つに分かれています」とゆっくり話し、Sにもリピートさせる。バッタのイラストに「頭」「胸」「腹」と書かせる。

「胸にはあしがありますね。あしは何本ですか」と尋ね、S1を指名して答えさせる。「そうですね。バッタはあしが6本あります」と言い、Sにもリピートさせる。

いろいろな昆虫のイラストを描いたワークシートを渡し、それぞれの昆虫の名前を読み上げ、Sにイラストの下に昆虫の名前を書かせる。あるいは、絵カードを使い、カルタ取りのようにして楽しむのもよい。
「日本語で分からない。○○(母語で)」
「コオロギ」「カブトムシ」「セミ」



イラストを見ながら、Tの話を聞く。Tの後について「昆虫のからだは、頭、胸、腹の三つに分かれています」とリピート
ワークシートに「頭」「胸」「腹」と書き込む。

「ろくあります」
正しい言い方を理解し、リピートした後、ワークシートに書き込む。

Tの言葉を聞き、ワークシートに昆虫の名前を書く

絵カードを使って遊ぶ
語彙 名詞 昆虫 バッタ トンボ クワガタムシ カブトムシ コオロギ 
動詞 分かれます
形容詞  
その他  
文例 表現① Nは ~(数詞)に 分かれています
  昆虫の体は、頭、胸、腹の三つに分かれています
表現② Nに Nが ~(数詞)あります
  胸にあしが6本あります
   
   
   
   
   
   
   
   
教材 テキスト 教科書、および指導書についている観察カードをコピーしたもの
絵カード・教具 昆虫の絵カード(公文、あるいは福音館) ワークシート
備考 昆虫は、3年生の学習内容である。昆虫の特徴として、1)体は頭、胸、腹の三つの区別がはっきりしている、2)頭には1対の触角と複眼がある、3)胸には6本のあしと4枚のはねがある、4)体やあしに節がある、などの特徴に気づかせたい。
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